手塚治虫漫画全集 〈34〉 きりひと讃歌 4

手塚治虫漫画全集 〈34〉 きりひと讃歌 4

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  • サイズ コミック判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061086340
  • NDC分類 726.1

出版社内容情報

【内容紹介】
外国の小さな村にいた桐人は、竜ヶ浦教授の裏切りを知った!急ぎ帰国した桐人は、今や野望をとげ、日本医師会会長の座を手に入れた竜ヶ浦に復讐を誓うのだった!感動の大河ヒューマン・ドラマ、堂々の完結編!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

105
人間が獣に変わってしまう「モンモウ病」をテーマにした長編。生きるのはなぜこれほど苦しいのか、というのがこの物語のテーマだ思う。登場人物は皆もがき苦しんでおり、その苦しみの重さに圧倒される。とくに主人公の桐人は散々痛めつけられる。桐人(きりひと)というこの名前から分かるように、これはキリストの苦しみを表現する宗教的な物語でもある。苦しみから解放される道は安易に示されない。ただ苦しみに寄り添う優しさは描かれており、その点がこの物語を気高いものにしている。2015/05/22

シオン

9
犬の様な顔、姿に変わっていき、最後は呼吸麻痺を起す謎の病「モンモウ病」。ウイルス感染症なのか?特定の物を摂取することで起こる風土病なのか?M大医学部付属病院内科医小山内桐人がその病の謎を追いながら、自身の身も変貌していく彼の人生の物語。お気に入りの方の感想で知った本。手塚治虫は好きなのだがこの本は知らなかった。医療ミステリー要素もあり、大学病院の権力争いもあり、容姿が変貌していく事による偏見、悪意もあり、ギュッと濃い4冊だった。ただ、この時代の女性が蔑視された描かれ方はとても嫌悪感を感じた。2025/07/20

take0516

5
人間の尊厳は、外見や病気や障害やそれにともなう人の目では侵せないんだっていう作者の意思が伝わってきた気がする。 最後は、圧巻。話しが重すぎて何回かくじけそうだったけど、最後まで読めてよかった。2011/06/24

ウサゲマン

5
最後はほぼハッピーエンドへ。 ヘレンは占部との子を産み、いずみは小山内を追いかけ、そして小山内は自分を待っている村へと還る。 そして真実はドイツの権威が暴き出してくれた。 いずみのお母さんがちょっとだけかわいそうだったけれど、好きな人を信じて求めて旅立つなんて娘が強くなった証拠じゃないですか。2009/09/04

Hiroki Nishizumi

4
著者の想いが込められていて重い。正しい発言が多いが、自分が同じことを出来るのか疑問を感じて辛くもある。2014/06/15

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