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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイアイ
16
中原中也、小林秀雄、泰子の三角関係を描いた作品ですが、小林が中原を愛してるようなまさかのBLのような作品(笑)泰子の乳房に残る中原のキスマークに、中原とキスする自分を重ねて代理のように泰子を抱く小林。えぇええ〜〜?中原中也が魅力いっぱいに描かれている。▷図書館2016/02/14
ビーフハート
3
中也が好きだったから読んだのか、これを読んで中也にはまったのか、記憶がもう定かではないが、はじめて読んだのは十代の時、その鮮烈な印象はいまでもまだ残っている。1991/01/01
こまいぬ
0
Kindle。中也が妖怪の時とオシャレな時のふれ幅がでかい。2017/09/27
えみし
0
詩人中原中也の物語。じんせいが詩そのもの。創作というには、あまりに破天荒な生き方をした中也。評論家という分析思索を生きた小林秀雄。あまりに凄惨な中也像と、常識人の生き方をするであろう秀雄の女を巡る愛憎。女を挟んで、あおの才能以上に中也という人間に向けられる秀雄の嫉妬、愛。ヘビーでした(ー ー;)2015/12/06
daiyuuki
0
伝統的な名士の家に長男として生まれ、過大な期待と教育を受けたものの、山口県立中学を落第し京都の中学に追いやられた中原中也の旧家族制度を始めとする伝統に対する屈折した感情、中原中也の「凄いものをいつかつかみたかった。女のぬくもりも母の愛も俺の中をすり抜けてしまう。それでも自分の魂が俺を揺さぶり命ずるのだ。負けるな。戦え」という言葉に凝縮された詩人としての葛藤や信念、戦争に向かって行く日本の閉塞した時代の中で模索した文学者の青春群像を、荒削りなくらい描いた文芸漫画です。2014/01/05