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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
54
17冊目『海帰線』(今敏 著、2018年8月、講談社)※デジタル版 1990年に『ヤングマガジン』にて連載された著者の処女長編。人魚伝説が伝わる海辺の田舎町を舞台に、「海人の卵」を祀る神社の跡取り息子・洋介の一夏の冒険が描かれる。 大友克洋のアシスタントをしていたというが、それも納得の凄まじい画力。画風は大友タッチではあるのだが、線の色気は師匠を凌ぐ。 後にアニメ監督として名を馳せるだけあって映画的なまとまりのある作品だが、いくらなんでも地味すぎる気がする。 〈あれは 海へ還さなくちゃ いけない!!〉2025/03/06
kodamatsukimi
0
大友克洋と同じく映画製作を本業とするようになったのがわかる気のする作品 マンガとしてはなんら長所ない 作者名を換えれば誰も褒めない 話も動画で最上の演出をすれば名作になるかというと疑問 でもそんなものかもしれないか いやアニメならともかく中途半端にうるさすぎる ちなみに上位互換なのかと思って『AKIRA』も流し読み返したが 何かあまりおもしろがれそうにないのが怖くて閉じる2012/05/05
誰パンダ
0
今敏の単行本デビュー作。リゾート開発企業と地元の対立と、地元に帰ってきたヒロインと地元が嫌いな主人公の対比がいまいち鮮明じゃないのはわざとなのか、ただ下手なだけなのかわからない。若書きにしては完成度が高く、まとまりもあるし、ラストシーンも美しい。が、いまいちパッとしないのは、何か飛び抜けて光るものがないからかな。大友克洋フォロワーの中では1番有名かもしれない。キャリア後半は映画に行ったことも一緒。2020/02/05