- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・少女
- > ティーンズ・少女その他
内容説明
時は明治。帝都・東京で囁かれる、死体が上がらない“妖し沼”の噂―。新米編集者・香月真澄は取材のため、“妖し沼”を訪れる。それ以来、奇怪な夢を見るようになった。夢の中で沼に咲くのは、亡者の顔をした蓮の花。決まって漂う、沈水香の残り香。そしてその頃、ある芝居が人気を呼んでいた。それは美しい人形による男女の心中もの。担当作家・泉鏡花に誘われ、その芝居を観にいった香月が、そこで目にしたものは。
著者等紹介
橘みれい[タチバナミレイ]
大阪府出身。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
45
あぁこういう呉服屋の息子嫌い!。軟弱やし二股やし・・。そやけど美影さん・・いいですねぇ。うちの猫、猫又になってちょっとだけでいいから幽玄の世界を案内してくれへんかしら。いやいや卵辰になってくれてもいい2018/08/26
yourin♪
21
その沼で死んだ人の身体は上がらないという「妖し沼」に出る幽霊?をめぐる謎に挑む鏡花先生と香月くん。 「水月」に出てきた美影と香月くんの出会いも描かれる。 鏡花先生と美影の出会いも気になるところ。 香月くんはやっぱ可愛いわ~^^ てか、鏡花先生のこと好きすぎるだろ~w それぞれのキャラのイメージも定着してきて、楽しい。 卯辰が可愛い~人参あげたい~w2012/12/03
そのぼん
9
幻想と現実が入り交じったような世界観…。明治時代の西洋の文化と日本の文化が上手く合わさった、この時代の独特の雰囲気も、この作品の味になっていると思いました。2012/02/27
ながめ
4
ライトノベルなのが勿体無い。もう少し詳しくというかディープに一般書籍ぐらいにしてくれるともっと楽しいのにな、なんだか勿体無い。でも、泉鏡花調べたいぐらい楽しかったです。2010/07/16
punto
3
いつの間にかこのシリーズ,作者の名前が変わっているんだけれど,改名ってことでいいんでしょうか.明治時代が舞台の幻想怪奇小説.ミステリーというよりは陰陽師的な感じ.今市子さんのイラストとマッチしていたと思います.2016/07/05