出版社内容情報
イギリスで建造された我が国初の超弩級戦艦「金剛」から「武蔵」まで、太平洋戦争で出撃した戦艦12隻 の一生を綴る。
強靱な攻撃力と防御力を兼ね備え、海戦の華と謳われた戦艦。航空戦力の強化よって超弩級戦艦は海戦の主役の座から降ろされたものの、彼女たちは太平洋を戦い抜いた。帝国海軍の戦艦12艦の数奇で苛烈な一生を探る。
内容説明
太平洋戦争開戦時に帝国海軍が保有していた戦艦は10隻。『大和』『武蔵』はまだ誕生していない。最古参は船齢28年、英国生まれの『金剛』であり、もっとも新しいのが船齢20年の『陸奥』だった。そして敗戦までの3年8か月の間に11隻を失い、唯一『長門』が生き残る。太平洋で戦った戦艦12隻のそれぞれの激闘と苦闘の生涯を追う。
目次
はじめに―超弩級戦艦誕生前夜
金剛
比叡
榛名
霧島
扶桑
山城
伊勢 日向
長門
陸奥
大和
武蔵
付・日本戦艦のライバル―米国戦艦の戦歴
著者等紹介
菊池征男[キクチマサオ]
1940年、宮崎県延岡市生まれ。東京新聞をへて月刊雑誌『丸』の編集に37年間携わる。取締役写真部長で退社。その間、坂井三郎氏(故人)を核とした「零の会」会長。フリーカメラマン集団「三八クラブ」会長。学習研究社『歴史群像太平洋戦争シリーズ』に寄稿。その他専門誌などに執筆。週刊誌にもコメントを寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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