学研M文庫<br> 宿命の兄弟―徳川秀忠と結城秀康

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学研M文庫
宿命の兄弟―徳川秀忠と結城秀康

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059012665
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0121

内容説明

偉大すぎる父・徳川家康に脅える秀忠は、次期家督の重責に背を向けていた。弟に従うことを強いられる結城秀康は、憐憫の視線に誇りを傷つけられていた。二人の逃れられない宿命が、天下分け目・関ヶ原合戦を前に重なり合う―。江戸幕府の基礎を築いた徳川秀忠の生涯最大の汚点「関ヶ原遅参」。そこに秘められた秀忠の苦悩と決断、そして成長の軌跡を描く。

著者等紹介

坂上天陽[サカウエテンヨウ]
1978年愛媛県に生まれる。高等専門学校在学中に書いた長編小説『天翔の謀』が第6回歴史群像大賞優秀賞を受賞し『翔竜政宗戦記』(全6巻・歴史群像新書)として発刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kumisuke92

9
結城秀康という人物についてはあまり詳しく知らなった。長男亡き後の次男でありながら、嫡男と認められていない彼の存在は、家康や秀忠に微妙な心理的葛藤を生み出していたのだろう。親子・兄弟だからといって一枚岩ではない、それを肌身で知っている彼らだったからこそ、親や弟は関ヶ原や大坂の陣でこっぴどく徳川に反目した真田信之に対してお咎めなしとしたのではないか。さて、結城家という大名は知らなかったので秀康のその後を心配していたが、結果としては宇都宮の功績が認められて帰姓、大藩福井松平家になったという。2017/01/08

kuroshima

2
徳川秀忠がこんな魅力的に描かれている小説は見たことが無いです。地味な活躍の事実しかない秀忠が内面で兄、結城秀康や父、家康に劣らない自分の役目に気付き成長していく姿はなんだか晴々とした気持ちにさせてくれました。2016/12/31

いっぺい

1
秀忠と秀康の関係をもう一度見直すことが出来た一冊。2011/04/17

pppp

0
秀忠の指導者としての成長が魅力的に描かれており好きになった。定番と違う解釈も説得力があり良い。2016/11/04

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