内容説明
忍者の頭領として知られている服部半蔵だが、実際は徳川麾下の歴とした武士であり、「半蔵」とは歴代当主に引き継がれた通称である。本書では松平・徳川家との関係を中心に、伊賀を離れた初代「半蔵」保長、家康の伊賀越えを助け半蔵門の名の由来ともされる二代・正成、その息子で三代・正就の足跡を辿り、さらに桶狭間、三方ヶ原、長篠などの重要な合戦において「半蔵」と敵対した服部一族たちにも詳しく言及。戦国の合戦を裏から支えた影の一族の真実に迫った。
目次
第1章 半三保長と伊賀服部氏(半三保長の自出;服部氏の起源は「服部連」―飛鳥時代 ほか)
第2章 半三保長、三河へ(服部氏と猿楽の系譜;半三保長、三河へ ほか)
第3章 半蔵正成の時代(半蔵正成の生い立ち;松平氏と今川氏 ほか)
第4章 半蔵正成、出仕する(松平家と織田家の講和;半蔵正成の初陣 ほか)
著者等紹介
橋場日月[ハシバアキラ]
大阪府出身、関西大学卒業。日本戦国史をメインに、堺郷土史等の研究のかたわら、作家活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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