内容説明
世襲制を否定した聖徳太子、思い切った減税で民の心をつかんだ北条早雲、完璧な能力主義の織田信長、遊べや使えの重商主義政策をとった徳川宗春、クレジットカード!?で支出を管理した土井利里、町から灯が消えるほどの倹約令を発した水野忠邦、積極財政で恐慌を次々と乗り切った高橋是清、所得倍増計画を4年で達成させた池田勇人など、日本の改革者44人を紹介し、その成果と功罪をわかりやすく解説。先人たちが挑んだ、改革の日本史。
目次
聖徳太子―世襲制の姓を否定、中央集権国家へと構造改革断行!
中臣鎌足―大化の改新を演出、大陸型の中央集権国家を誕生させる
桓武天皇―天皇親政と平安京遷都を断行するも、怨霊の祟りに萎縮!?
菅原道真―中級貴族ながら遣唐使廃止に貢献するなど改革に挑戦!?
平清盛―遷都、海外貿易など政策がユニークな初の武士政権
源頼朝―武士による武士のための政府、鎌倉幕府を創設
北条泰時―御家人の合議制による執権政治を採用、武士政権の基礎を確立
後醍醐天皇―鎌倉幕府を倒し、天皇親政をめざすも武士の離反に遭い挫折
北条早雲―戦国大名として関東支配の基礎を確立、分国支配の元祖
織田信長―強烈な個性と合理的性格が成し得た天下布武〔ほか〕
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。現在、高校教諭として日本史を教えるかたわら、執筆活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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