出版社内容情報
生家の没落により、貧困の中で科挙合格を目指す青年が、毎夜夢の中で生きるもう一つの人生。挙人となり、妻を娶り、出世を重ねる夢の世界は、いつしか現実に影を落とし始め……。幻想的な表題作ほか、「王聡児紅蓮」「魔月秘伝」の２編を収録。
内容説明
生家の没落により、貧困の中で科挙合格を目指す青年が、毎夜夢の中で生きるもう一つの人生。挙人となり、妻を娶り、出世を重ねる夢の世界は、いつしか現実に影を落とし始め…。幻想的な表題作ほか、美貌の公子とその義妹の数奇な宿命を描く「魔月秘伝」、清の時代の若き義賊の活躍を描いた「王聡児紅蓮」二編を収録。
著者等紹介
井上祐美子［イノウエユミコ］
１９５８年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部卒。１９９０年『虹の瞳きらめいて』でデビュー。９１年の『長安異神伝』で注目を集め、中国ヒロイックファンタジーといわれる新しいジャンルを切り拓いた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一五
3
３月 書名の話より、魔月秘伝が面白かった。 2019/03/01
雪野きずな
1
再読4回目。気分転換になった。2018/05/28
雪野きずな
1
再読３回目。何度読んでも面白い。2018/01/27
雪野きずな
1
本棚の奥から引っ張り出して再読。井上祐美子先生の本で１番好きかもしれない。永久保存版。2017/10/26
オイコラ
1
「魔月秘伝」、これ普通にまるごと一冊とか、シリーズとかにできそうな話。まあ長くなると夢月の完全無欠ぶりが鼻についたりかえって興ざめのような気もするし、この長さだからこそ、なのかなあ。表題作は、最後に夢と現実が混じりあって落着するかと思ったのに…黄九娘のすべてを理解している振る舞いが、なんだか哀しい。2015/01/11
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- 和書
- 創刊の社会史 ちくま新書
