出版社内容情報
第二次大戦に反対するリンドバーグは、時の大統領ルーズベエルトの参戦論に反対し、孤立主義を唱導してローン・イーグル(孤高の鷲)と呼ばれるようになった。しかし、国家の要請には逆らえず、一パイロットとして戦場に赴き、その異常体験を日記に残した。
内容説明
1927年5月、愛機スピリット・オヴ・セントルイス号で、史上初の大西洋横断無着陸飛行を成功させたリンドバーグは、世界的な英雄となった。10年後、第二次大戦に反対し「孤立主義」を唱導して、ローン・イーグル(孤高の鷲)と呼ばれるようになる。しかし、国家危急の要請には逆らえず、陸軍のパイロットとして参戦した。戦場での目を覆うばかりの惨状を見聞して、赤裸々な異常体験を日記の形で残した。
目次
大戦前夜―ヨーロッパで(大英帝国、老いたり―一九三八年;戦争か平和か帰国―一九三九年;ロンドン炎上米国で―一九四〇年)
大戦前夜―米本国で(ファシスト呼ばわりされて―一九四一年)
著者等紹介
リンドバーグ,チャールズ[リンドバーグ,チャールズ][Lindbergh,Charles A.]
1902年、米国デトロイト生まれ(スエーデン人系)。飛行家。1927年、ニューヨーク~パリ間の初の大西洋横断無着陸飛行に成功。太平洋戦争では、陸軍のパイロットとして参戦し、日本軍の零戦とも戦う。著書『ザ・スピリット・オヴ・セントルイス号』(訳書、映画の邦名『翼よ、あれがパリの灯だ』)で、1954年ピューリッツアー賞を受賞。1974年没
新庄哲夫[シンジョウテツオ]
1921年、サンフランシスコ生まれ。英米文学翻訳家
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