学研M文庫
戦史ドキュメント 厳島の戦い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059010340
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0121

出版社内容情報

中国地方の雄・大内義隆は、その文弱ぶりゆえ武術派家臣・陶晴賢の反逆を生んだ。大内支配下の小大名として雌伏していた安芸の毛利元就は、主君殺しを討つ、の大義名分を得て、陶との決戦を決意。虚々実々の駆け引きの後、ついに二人は聖地・厳島で激突する。   

内容説明

毛利元就を中国地方の雄に飛躍させた戦いが、厳島の戦いだった。名族の誉れ高かった大内義隆を自刃に追い込んだ陶晴賢に対し、元就は独自の判断で戦略行動を開始。熟慮し、工作し、戦備し、この一戦に命運を賭けたのであった。実証歴史作家と自負する筆者が、古記録にもとづき、何回も現地に足を運んで検証した、「正史」厳島の戦いのすべて。

目次

第1章 弑逆
第2章 厳島の前哨戦
第3章 謀略
第4章 囮と罠
第5章 三島村上水軍
第6章 奇襲厳島合戦
第7章 防長経略

著者等紹介

森本繁[モリモトシゲル]
1926年、愛媛県に生まれる。九州大学法学部卒業。高校教師を経て、文筆活動に入る。実証歴史作家。第2回歴史群像大賞受賞。主な著書に『村上水郡のすべて』『毛利元就』『真説太閤記』『揚羽蝶の飛翔』など多数ある。近年は、『徳川三代99の謎』『歴史紀行忠臣蔵を歩く』など、NHK大河ドラマの舞台を歩く歴史紀行本で人気を集める
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうへい

2
毛利元就が世間に名を轟かした厳島の戦いが忠実に描かれています。様々な歴史作家による歴史的な事実の記述に重きが置かれがちですが、そういう部分も十分に書きながら、かなり著者の好みや推論も入っています。陶晴賢の謀叛の理由や毛利元就の戦いに挑んだ動機、村上水軍は参戦していなかったなどが描かれていて、知らなかった事がたくさんありました。話は陶晴賢の謀叛から毛利元就が大内家を滅ぼすまで綴られています。読んでいて、まさに戦は数の多少で決まるわけではないという思いをはせられました。合戦描写も忠実で、読み応えがありました。2020/05/17

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