出版社内容情報
「お前には天狗の血が流れている」という遺言を父から受けた旗本・京之介。己の出自の謎を追って、愛宕山へと向かうが…!?
「お前には天狗の血が流れている」という遺言を父から受けた旗本・京之介。己の出自の謎を追って、愛宕山へと向かい、太郎坊社の神職・覚之坊、元盗賊の木彫りの猿蔵と出会い、品川宿を舞台に珍妙な事件を解決しつつ、自分たちの出自の謎を追いかけてゆく。
内容説明
「お前には天狗の血が流れている」…珍妙な遺言を父から受けた旗本の三男坊、草壁京之介。己の出自の謎を追って愛宕山へと向かったところ、曲者に襲われている太郎坊社の神職・覚之坊、木彫りの猿蔵と出会う。どうやら襲われた原因は、覚之坊が偶然助けた武家の妾・玉姫にあるらしい。おぼろげながら未来が見通せるという「天狗の力」を持つ京之介たち三人は、事件の背後に潜む闇の権力に立ち向かってゆく…。
著者等紹介
池端洋介[イケハタヨウスケ]
1957年、東京生まれ。雑誌編集を経て、作家生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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優希
71
ユニークな設定で伝奇ものと時代小説が合わさったような感じでした。天狗の血が流れている主人公など、なかなか面白い要素が組み込まれていますが、話が色々とそれるので、本筋がつかめない感じは否めません。闇の権力に立ち向かっていきますが、あちこちに伏線がある割には回収しきれず、事件の顛末は天狗の千里眼で明かされるという結末には今までの話は何処へいったのかと思ってしまいます。かなり無理のある展開だったので、いい題材を使っているのに勿体ない気がしました。2016/02/11
あかんべ
8
厠に行くたびお尻を丸出しで出てくるヒーローってちょっと引く。天狗の力ってのもまだあやふや。玉姫や猿の正体は今後明らかになるのか?3巻くらい読んで調子が出そうなシリーズ。2014/10/01
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