出版社内容情報
幕府御用達の菓子舗「檀屋」に婿入りした直参旗本の次男坊・縫殿介は、「檀屋」の団子の串が使われた殺人事件に巻き込まれ……。
幕府御用達の菓子舗「檀屋」に婿入りした直参旗本の次男坊・縫殿介は、尾上菊五郎に似たいい男。古い付き合いの同心・脇田源八郎によって、「檀屋」の団子の串が使われた楊枝職人殺しに関わる。恋女房に秘密で探索するうち下手人の暗い過去が浮かび上がり…。
内容説明
歌舞伎役者顔負けの美男子で剣の腕も立つ、旗本次男の諏訪縫殿介は、両国の菓子屋、檀屋の一人娘さくらに見初められ、周囲の反対を押し切って婿養子になった。ある日、深川蛤町の長屋で楊枝職人の松蔵が殺された。縫殿介を敵視する定町廻り同心、脇田源八郎が検分すると、松蔵は串で目を刺されており、檀屋の団子の串だと判明した。かつて源八郎の父親の手下をしていたことがある縫殿介は内密に探索を始めるが…。
著者等紹介
朝野敬[アサノユキ]
広島市出身。新世代の時代小説を期待される大型新人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タカシ
5
旗本次男の縫殿介は菓子屋檀屋の婿養子だが、楊枝職人の松蔵殺しの探索をすることに…。犯人が分かってから長かったかな。縫殿介のキャラがもう一捻り欲しいかな。2015/09/23
ひかつば@呑ん読会堪能中
4
旗本の次男坊が菓子屋に婿入りして半年。舌は肥えているので新たな団子の意匠をこらし上々の売れゆきだが、この団子の串が殺しに使われ、若旦那の事件に巻き込まれるという話。この若旦那はどうやら数年間岡っ引きの手伝いをしていたらしく、当時世話になった同心から代替わりした息子の同心がネチネチと絡んできて、それを昔から使える岡っ引きが父親みたいに裁いて行く。事件帖というサブタイトルのわりにはすっきりとしない事件で、いまひとつ盛り上がりに欠けるなぁ。2012/12/25
ふみえ
2
無駄に長いかった気がします。続編も買ってしまったので、いつか読むつもり。2013/03/19
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