内容説明
現代であれば定年になろうかという寒川十蔵が、身投げ女を助けようとしたことから、血塗られた妖弓「弦月」と関わってしまう。だが、この事件をきっかけに端唄の師匠おりんと出会い、その魅力に惹かれていくが…。一方、「弦月」追跡の果てに浮かび上がってきたのは恐るべき敵の姿であった。手に汗握る、またこころ温まる傑作時代小説。
著者等紹介
葛葉康司［クズハコウジ］
大分県大分市生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。卒業後、家業の経営などを経て、文筆活動に入る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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小幡
1
面白かった。 時代小説に最近は触れる様になっている。昔は移動距離も狭く、閉塞感を感じられる時代ですが、その分人間心理描写が事細やかに書かれる。この内面の表現が時代小説の良いところと思える。主人公は、強くも心優しい人物、そして何よりも芯の強いところが人間らしい。係わった事の責任を強く感じ、男らし行動がイイですね。 この小説も続編が有り、読み終わってすぐに手にしました。2018/07/06
uran
1
二作目とは知らず読了。一作目も読まねば。『るろうに剣心』を読んだ後だったので、居合のシーンが想像できました。今後の展開も楽しみ。時代小説にハマってしまうなんて歳のせい？2011/09/02
