内容説明
この世にはびこる悪役人を斬っ払う秘密結社・妙見社中の総代『鮫巻き直四郎』が大活躍。長崎会所の利権を握る長崎屋と加賀藩ご用達の海商・銭屋との争いを背景に、和蘭人形のように端正な美女マリアンヌの足跡を追う兄弟。闇の商人と結託する悪役人に直四郎の怒りが爆発し、二刀『抱き神呪の剣』が舞う。
著者等紹介
藤村与一郎[フジムラヨイチロウ]
東京都生まれ。米国ニューヨーク大学大学院卒業。会社勤めの傍ら執筆活動を続けていたが、米国滞在中に江戸文化への憧れを強く再認識して時代小説家になることを決意。菊池寛作家育成会で修行の後、2009年、KKベストセラーズから作家デビューし影与力小野炎閻魔帳シリーズをベスト時代文庫として4冊刊行。廣済堂文庫からも江戸の六文銭シリーズが始まった。歴史群像大賞「最優秀賞」を受賞し『鮫巻き直四郎役人狩り』シリーズを発刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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