内容説明
安政七年三月三日、桜田門外で井伊大老が水戸浪士たちに斬られる事件が起きた。貧乏旗本・花岡家の次女・双葉は、恋慕う定廻り同心・北方章三郎を訪ねた自身番でその報を耳にした。折しも破産寸前の家計を救うため、双葉の代わりに幕府船手方の向井家に嫁いだ三女・三樹が里帰りをする雛祭の日。現場に行きたい好奇心を抑えて帰宅した双葉に、三樹は驚きの告白を始める。さらに双葉の恋心にも変化が…。幕末の混迷する武家社会と、それに立ち向かう旗本の四姉妹を描くシリーズ波乱の第三弾。
著者等紹介
牧南恭子[マキナミヤスコ]
名古屋市立女子短期大学卒業。1990年、『爪先』(講談社ノベルス)でデビュー。日本文藝家協会会員、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zuccalove
1
う〜ん。物足りなさが残る結末でした。もう少し続きを読みたかった。2015/12/14
zuccalove
1
大捕物も気になりましたが、もっと恋の行方が気になります。 今後の展開に期待!2015/12/14
suika
0
桜田門外の変などまさに時代の変動期でありながら、やはり「常識」に縛られてしまうのか。双葉の気持ちがずっと私の心にも痛かった。これから何が待っているのか、二人の恋の行方も気になります。2011/07/21
Wald des Buches
0
購入2010/11/22
なかがわみやこ
0
そんなんでいいの?!って決着。でも、この時代じゃ実際その程度なんだなあ。2010/07/24