内容説明
明石掃部―関ヶ原で西軍に属し獅子奮迅の活躍、敗走後は潜伏し、大坂の陣に突然姿を現して後藤又兵衛・真田幸村らとともに大坂五人衆の一人に数えられた稀代のキリシタン武将である。大坂落城後は消息不明で、討死した、自害した、脱出して生き延びたと諸説ある。著者は独自の調査と史料で検証、明石掃部が台湾へ渡ったと主張する。家康が恐れた神出鬼没のキリシタン武将の謎に迫る。
目次
前編 関ヶ原の敗将(東西の激突;関ヶ原前哨戦、杭瀬川の戦い;関ヶ原、東西の布陣;関ヶ原合戦;備前法華とキリシタン ほか)
後編 十字架の旗の下に(秋月城下のキリシタン;別離の想い;秋月教会聖堂;秋月離散;信仰自由の御墨付 ほか)
著者等紹介
森本繁[モリモトシゲル]
1926年、愛媛県に生まれる。九州大学法学部卒業。高校教師を経て、文筆活動に入る。実証歴史作家。『征西府秘帖』で第二回歴史群像大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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