学研M文庫
明石掃部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059004530
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

内容説明

明石掃部―関ヶ原で西軍に属し獅子奮迅の活躍、敗走後は潜伏し、大坂の陣に突然姿を現して後藤又兵衛・真田幸村らとともに大坂五人衆の一人に数えられた稀代のキリシタン武将である。大坂落城後は消息不明で、討死した、自害した、脱出して生き延びたと諸説ある。著者は独自の調査と史料で検証、明石掃部が台湾へ渡ったと主張する。家康が恐れた神出鬼没のキリシタン武将の謎に迫る。

目次

前編 関ヶ原の敗将(東西の激突;関ヶ原前哨戦、杭瀬川の戦い;関ヶ原、東西の布陣;関ヶ原合戦;備前法華とキリシタン ほか)
後編 十字架の旗の下に(秋月城下のキリシタン;別離の想い;秋月教会聖堂;秋月離散;信仰自由の御墨付 ほか)

著者等紹介

森本繁[モリモトシゲル]
1926年、愛媛県に生まれる。九州大学法学部卒業。高校教師を経て、文筆活動に入る。実証歴史作家。『征西府秘帖』で第二回歴史群像大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なつきネコ@姑息な化け猫

28
大阪城五人衆の一人、キリシタン武将の明石全登の本 この本は掃部。わかっらない事だらけだが、敬虔なキリシタンであったことは間違いない。関ヶ原後と大阪の陣後にページ数が多いのはな。真田幸村、後藤又兵衛がほとんど登場しないのは悲しい。明石全登個人や一族に興味があった気がする。あと、関ヶ原後にさいたのはページ配分ミスな気がする。しかし、彼は信仰に生きた武将なのは間違いない。筆者がいう全登が台湾に渡ったのではないという説は私はけっこう納得できる。その台湾に明石元二郎が統治したのは歴史のおもしろいところかも。2025/02/02

BIN

3
宇喜多家筆頭家老、明石掃部の史伝+推測なので、半分小説みたいなものか。関ヶ原、大阪の陣で負け組に入っているので、なんだかんだで生き残っている興味深い武将ではあるが、やはりキリシタンとしての生き方が中心である。その他の明石掃部以外のエピソードも多くあり、その辺りはよかったかな。本当に台湾まで行ったのかは気になる。この著者によると明石全登の名の読み方は「たけのり」が正解らしい。2014/10/24

ホームズ

1
興味のある武将ではあるけど少し薄いかな~2005/12/22

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