出版社内容情報
徳川頼宣のたっての依頼で用心棒・新免小次郎は、鄭成功の警護を頼まれる。小次郎は鎖国令の禁を破り、倭寇と恐れられる松浦水軍と共に長崎平戸から出港。襲い来る異国の忍びや海賊船を操る謎の仮面美女を相手に、宮本武蔵直伝の咬龍剣が南海の空に閃く！
内容説明
目を患いながらも肥後から紀州へ女忍の吹雪と共に闘いの旅を続ける新免小次郎。徳川頼宣が“御前”と呼ぶ謎の人物の護衛を引き受けたことで、その許に結束する真田信之の用心棒もすることになった。信之の生命と彼が所持する家康からの誓詞・神君御写経を奪取すべく、柳生が放った伊賀甲賀連合軍が小次郎を襲う。さらに、宗冬の命を受け柳生剣士らが兵法家の誇りをかけて小次郎の前に立ちはだかった。
著者等紹介
えとう乱星［エトウランセイ］
１９４９年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。１９８９年『中風越後』で小説ＣＬＵＢ新人賞佳作を受賞してデビューする。気鋭の時代小説作家として期待されている
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