出版社内容情報
脇差居合術の遣い手、龍次には、卍屋に身をやつし旅を続けるべき理由があった。八年前、運命の出会いをしながら生き別れとなった幻の女〈おゆう〉を捜しているのだ。が、その旅には、様々な危難が待ち受けていた……!!
内容説明
時は、徳川家斉の治世―。秘具、淫具、媚薬の類を商う、一人の旅の“卍屋”がいた。名を龍次。長身痩躯、美麗な容貌に、双龍の刺青を施した“剛根”と卓抜した性技の持ち主で、脇差居合術の遣い手でもある。龍次には、卍屋に身をやつし旅を続けるべき理由があった。八年前、運命の出会いをしながら生き別れとなった幻の女“おゆう”を捜しているのだ。が、その旅には、様々な危難が待ち受けていた…!!『卍屋麗三郎』シリーズの姉妹編・『卍屋龍次』シリーズ三部作・第一弾、いよいよ見参。