出版社内容情報
大奥のある中﨟の腹に世継ぎの種を残して急逝した徳川家綱。次期将軍の座をめぐり大老と老中の暗闘が展開され、中条源四郎は、その種を宿した秘処から麝香の芳香がする中﨟を亡き者にすべく、天下の美女たちを次々と犯し、大奥に潜入していくのたが……。
内容説明
延宝八年、大奥のある中臈の腹に世継ぎの種を残して急逝した徳川四代将軍家綱。次期将軍の座をめぐって、大老酒井忠清と老中堀田正俊の暗闇が展開する中、堀田家奥側医で中条流四代目の源四郎は、その種を抹殺する命を受ける。秘処から麝香のえも言われぬ芳香がするという謎の中臈の行方を追って、彼は天下の美女たちをつぎつぎと犯していく…。流麗な筆致で綴られた絢爛たる大奥色絵巻。
著者等紹介
南原幹雄[ナンバラミキオ]
1938年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。73年、「女絵地獄」で小説現代新人賞、81年、『闇と影の百年戦争』で吉川英治文学新人賞、97年、『銭五の海』で日本文芸大賞をそれぞれ受賞。秀抜な構想力をもとに流麗な筆致で数多くの時代小説の快作を精力的に発表、多くのファンを集めている
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感想・レビュー
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山内正
2
四代将軍家綱が今宵も大奥に来る お年寄姉小路局は今夜相手する中臈 の選定を十三人の内誰にするかと 思案の上枕絵を見ていたお方様に 今夜の伽を命じる、 将軍は目敏く枕絵を見つけ中臈と まぐわう そんな中家綱が重い病気になり 跡継ぎをと老中に思案するが 酒井忠清が押す懐妊の子が男と分かるまで宮廷から女子を入れると言う 後から堀田正俊が館林藩主綱吉にと別れるが時が待たずに崩御する 老中酒井は役職を退かずにもし中臈の誰かが子を宿せば形勢は逆転する いざ綱吉側からの懐妊した中臈探しに幕が開く。 2018/05/03
わきち@肩書きは妄想家
1
えろいです・・・2014/03/25
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