出版社内容情報
昭和七六年二月、横濱市で一家四人の惨殺事件が発生した。現場には血まみれの手形が残されていたがそれは人間のものではなかった!縣警科捜の瀬戸はるかは、不可思議犯罪を専門に扱う警察廳第弐外地資料課の渡会一馬と共に、この難事件の捜査に乗り出すが。
内容説明
昭和七六年二月、横浜市で一家四人の惨殺事件が発生した。現場には血まみれの手形が残されていたが、それは人間のものではなかった!神那川県警科学捜査課の捜査官、瀬戸はるかは、不可思議犯罪を専門に扱う警察庁第弐外地資料課の中年男、渡会一馬とともに、この難事件の捜査に乗り出す。奇妙な河童の目撃談、封印された研究所、そして現代によみがえる錬金術…。荒唐無稽とも思える事実の断片をたどるはるかたちの前に、意外な真相が浮かび上がる。「こんな世界は終わったほうがいい…」犯人の切なくも絶望的な願いは、もう誰にも止めることはできない。
著者等紹介
東野司[トウノツカサ]
1957年愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年「SFマガジン」、『赤い涙』でデビュー。以後同誌を中心に、コンピュータSFなどを発表
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