学研M文庫
神秘学大全―魔術師が未来の扉を開く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059001485
  • NDC分類 147
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本書は魔術・錬金術から秘密結社・ナチス誕生にいたるまで神秘と奇跡の系譜を集大成し、欧米で一大センセーションを巻き起こした『魔術師の朝』の訳書である。反合理主義ジャーナリストと原子物理学者である二人の著者が西欧異端思想の現代的意味を問う怪書!   

内容説明

実証不可能なもの、人智を越えた現象を、非科学的・反合理の名のもとに排斥してきた近代合理主義。本書は魔術・錬金術から秘密結社・ナチス誕生にいたるまで神秘と奇跡の系譜を集大成し、欧米で一大センセーションを巻き起こした『魔術師の朝』の訳書である。20世紀最大の魔術師グルジェフの弟子であるフランス反合理主義のジャーナリストと原子物理学者二人の著者が、西欧異端思想の現代的意味を問う現代最大の怪書。

目次

第1部 錬金術と古代文明(魔術師が扉をたたく;錬金術入門;古代文明をたどる)
第2部 ハーケン・クロイツの不思議(オカルティストとしてのヒトラー;宇宙永久氷説;悪魔的文明の敗退;ナチズムとオカルティズム)
第3部 新人類誕生の予感(「象徴」との交感;「目覚めの状態」のアンソロジー;ミュータント夢想)

著者等紹介

ポーウェル,ルイ[ポーウェル,ルイ][Pauwels,Louis]
1920年、パリ生まれ。フランスの反合理主義思想家、ジャーナリストとして著名で、日刊紙『コンバ』、週刊誌『アール』の編集長を経て、ベルジェとともに雑誌『プラネット』を創刊。機関誌『ケスティオン・ドゥ』を発刊して多くの怪奇・幻想小説家を世に送り出した。コリン・ウィルソンが20世紀最大の魔術師と呼んだグルジェフの門下生。1997年没

ベルジェ,ジャック[ベルジェ,ジャック][Bergier,Jacques]
1912年生まれ。化学教師を経て原子物理学者となる。1978年没

伊東守男[イトウモリオ]
翻訳家、著述家。1936年生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。NHKで国際報道番組制作に従事後、フリーランスのライターとして活躍。1994年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レートー・タト

4
特にナチスに関して再読。本の題名の直訳は『魔術師の朝』。ことに錬金術に関しては、この一冊によってオカルトブームが到来したといっても過言ではない一冊。正直に言えば、どこまで信用していいか解らない側面があることは否めない。しかし、ヒトラー及びナチズムと実在の魔術師ヤン・ハヌッセンの関連や、ナチズム興隆以前に存在したと言われる「ヴリル協会」がリットン調査団の団長として有名なリットンの祖父の小説『来るべき種族』に由来しているなどといった、ナチスの思想的背景とそのオカルト関連についての記述には興味深いものがある。2011/01/31

ヴェルナーの日記

1
あまりにも非科学的で荒唐無稽な、誇大妄想がかなり入っている、いわゆる往ってしまっている本作だが、ただ、そんな内容でも、1つのイデオロギー、ファシズムな国家権力と結びつくと、とても危険で物騒なものになってしまう。 「白が黒いもの」になってしまうという見本のような一冊。 ユダヤから発生した自然科学、哲学、宗教など、ありとあらゆるものを完全否定し、自分たちが最も優れた民族(アーリア人種)であると言わんが為に、古今東西の伝承やオカルトティズムを混ぜたものは20世紀を席巻したナチズムという怪物を生み出した。2012/10/27

いきもの

1
ぶっ飛んでる。けど著者の知識は膨大なものだし割りきって読めばそれなりに楽しめる。邦題は正直的はずれな感が否めない。2011/03/29

南註亭

1
最初はサイマル出版会で刊行された時に読んだのですが、それ以来何度か読み返しています。かなりきわどい本ですが、トンデモ本ではありません。オススメ度★★★☆3.5です。2009/10/09

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