内容説明
越後の新発田に生まれた大倉喜八郎は、江戸の鰹節屋の丁稚から身を起こし、維新の風雲の中で鉄砲商売に目をつけた。命賭けの商売は時代の波をも味方につけ、喜八郎に大きな財をもたらす。さらに貿易事業へと乗り出した彼は、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らと親交を深め、一代にして大倉財閥を築き上げた。進取の気性と冒険心にあふれた喜八郎の波乱に富んだ生涯。
目次
新発田の神童
立志
江戸に出る
男一匹
命を賭けて
洋行第一号
大倉組を設立す
躍進
噂
台湾へ進出
合弁事業
古稀と一中節
男爵
東奔西走
蒙古の大倉米
稚気愛すべし
名は永久に
著者等紹介
若山三郎[ワカヤマサブロウ]
1931年、新潟県生まれ。明治大学中退。(社)日本文芸家協会会員
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