出版社内容情報
江戸を襲った安政大地震。噺家円朝は混乱の最中、葛篭に入った人骨を目撃。それは何度も夢で見た光景と同じだった。不吉な思いで後始末に追われる彼のもとに旅回りに出た父が人を殺めたという報が。事件を追ううち、因縁の迷路に円朝は足を踏み入れてしまう。
内容説明
江戸市中を炎で包み、七千人もの死者を出した安政の大地震。噺家・三遊亭円朝はその災禍の混乱のさなか、葛篭に入れられた人骨を目撃する。それは何度も夢で見た光景と同じだった!不吉な思いを抱えたまま地震の後始末に追われる円朝のもとに、旅回りに出た父親が人を殺めたという報せが入る。父の無実を信じ、現地下総羽生村におもむいて事件を調べていくうち、円朝は因縁因果の迷宮に足を踏み入れてしまうことになる…。
著者等紹介
遠藤明範[エンドウアキノリ]
1959年、神奈川県生まれ。「月刊シナリオ」のコンテスト入賞をきっかけに、脚本家としてデビュー。『機動戦士Zガンダム』でいちやく脚光を浴びる。以後、数々のテレビシリーズ、劇場アニメの脚本を執筆
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