出版社内容情報
東の徳川家康と西の石田三成が睨みあったまま動かずにいる隙を突いて、天下の覇権をめぐり各地で戦乱が巻き起こっていた。東北では伊達政宗と上杉景勝が死闘を繰り返し、九州では黒田如水と加藤清正が全土を蹂躙、四国では長宗我部盛親が見果てぬ夢を追う。
内容説明
東の徳川家康と西の石田三成が睨みあったまま動かずにいる隙を突いて、天下の覇権をめぐり各地で戦乱が巻き起こっていた。九州では天下を狙う黒田如水と加藤清正が、燎原の火のごとく全土を蹂躙していた。また、東北では上杉景勝や伊達政宗が領土拡大の侵略を繰り返し、四国では長宗我部盛親も見果てぬ天下の夢を追っていた。天下が再び騒乱する中、家康と三成は、果たしてどう動くのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舞弥さん
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主に黒田軍VS加藤軍や、上杉・伊達といった東北勢の活躍が目立った巻でした。加藤清正と立花宗茂の関係性いいですね。そして、予想と反し佐竹義宣を家康に破られた上杉。秘密兵器という切り札を隠し持つ家康。家康の上から目線にもう我慢ならない伊達政宗。次巻、上杉と徳川・伊達がぶつかり合うがどうなるのか。そして、長宗我部も動き出しそうですね。この巻で不安要素であった金吾さんがついにやらかしましたねぇ。松野主馬さんは史実通りでよかったです。2015/09/20
もだんたいむす
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2013.09.08 読了2013/09/08
トリコ
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If関ヶ原3作目。黒田如水大活躍で読んでて楽しい。さりげなくおおとののそばにいる後藤又兵衛も良いですね!そして反骨精神いっぱいの伊達政宗の活躍に超期待。2012/06/08
竜崎
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一筋縄ではいかない野心家、黒田如水と対決する加藤清正。福島正則は疑念を抱きながらも、東軍で奮戦。伊達政宗は片倉景綱と共に、家康と駆け引き。相変わらず、関白関白と煩い小早川秀秋。2010/10/29
ター
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徐々に脱落者が増えてきた。徳川は二百五十万石の大大名なので、関ケ原の決戦に負けてもなお各地の大名に影響力があるのは当然だわ。三成左近率いる西軍も、残念ながらまだまだ油断ならぬ状況。史実ベースの本だと三成は負けるので、三成目線では倒叙ミステリで追いつめられる犯人側の絶望的な気持ちで読む羽目になるが、この話は完全にifなのでそんな心配は無い!まぁ、不安の種はまだ大量にあるので、三成目線でもハラハラすることには変わりないが、少なくとも希望を持って読める笑 左近大好きで大活躍してくれてるのですごく嬉しい。2021/04/08