出版社内容情報
★★★★★★「べき」「ねば」な保育からワクワクする保育へ★★★★★★
今、多くの園が保育の質の向上を目指し、「子ども主体の保育」へ動き出しています。一方、現場からは、「子どもの主体性をどこまで認めればいいの?」「小学校に行って困りませんか?」という声が聞かれます。そんな、子ども主体の保育に関する素朴な疑問を、大豆生田啓友先生がわかりやすく解説。環境構成、あそび・生活、かかわり……保育の中の思い込みを、子ども主体の保育の視点で捉えなおしてみると、どうなるのか? 「べき」「ねば」な保育からワクワクする保育へ、保育の質向上へのヒントがたっぷり詰まった一冊です。
★★★★★★コンテンツ★★★★★★
■序章 子ども主体の保育-大切にしたい3つの視点
■第1章 環境構成をもう一度、考えよう
<環境構成の思い込み>絵本は季節にあったものだけを置く?
⇒子どもの興味・関心を絵本棚に反映する
<環境構成の思い込み>壁面には手作りのかわいいウサギやゾウ?
⇒壁面を保育に活用する
<環境構成の思い込み>製作の素材は、その都度支給?
⇒自由に素材や道具を使うことで、学びが生まれる ほか
■第2章 あそびと生活を見直してみよう
<あそび・生活の思い込み>散歩はいつも同じルートを安全に?
⇒散歩は豊かな保育内容につながる経験の場
<あそび・生活の思い込み>週案・月案は前年度のものを踏襲する?
⇒自分もワクワクおもしろがれる計画を作る
<あそび・生活の思い込み>クラス全員で「いただきます」?
⇒食事においても子どもの選択や決定を尊重する ほか
■第3章 発想の転換! 子どもとのかかわり
<かかわりの思い込み>困った子に援助が偏る?
⇒すべての子どもの「思いや願い」に気づくような振り返りが必要
<かかわりの思い込み>子どもをうまく統率できる保育者がよい保育者?
⇒充実した活動の積み重ねで、落ち着いた雰囲気が生まれる
<かかわりの思い込み>子どもの問いには、なんでも答える?
⇒子どもの問いを一緒に考え、探究活動に広げる ほか
★★★★★★大豆生田先生からのメッセージ(序論より一部抜粋)★★★★★★
今、多くの園が、子ども主体の質の高い保育を大切にしようと考えています。しかし、そこにはさまざまな悩みもあるようです。子どもの思いや、やりたいことを尊重すると、子ども自身が好き勝手ばかりやって、わがままな手に負えない子になってしまうのではないかという誤解があるようです。そもそも、子ども主体とは、単なる自主性や積極性というよりも、「その子らしさ」とか、「当事者性」などと考えてみるとよいと思います。「主体性をどこまで」という境界線があるのではなく、目の前の子どもとの対話や関係性の中で、その子のよりよい姿を探るプロセスに、子ども主体の保育はあるのです。
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