出版社内容情報
読み書き、語彙、作文・読解、計算、文章題、図形・量などに関する初歩的な内容が、普段の学習では身につきにくい子への教え方がわかる。子どもの様子からつまずきの原因が想定でき、必要な指導を個別でも集団でもすぐ実践できる。コピーして使える教材つき。
内容説明
気になる子の学習困難に役立つ!子どもの様子をチェック、つまずき原因の解説を読む、プリント教材をコピーする、指導ページで10分教える。
目次
第1章 国語編(読解・作文のつまずき5要素;ひらがなの特殊音節を中心に 文字の読み書き;学習を支える基礎 単語;つまずくことが多い 漢字の読み書き;コミュニケーション力が土台に 文の理解や表現;読解の総合の力が必要 文章の理解や表現)
第2章 算数編(算数のつまずき3要因;計算学習の前に身につけたい 数の基礎;さまざまに異なる要因を知る 計算とその指導方法;手順のどこでつまずいているかを知る 文章題;視知覚などが必要になる 量・測定と図形)
教材シート集(冊子)
著者等紹介
栗本奈緒子[クリモトナオコ]
大阪医科大学LDセンター言語聴覚士、特別支援教育士SV。北海道教育大学卒業、大阪教育大学大学院修了、2001年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さおり
33
国語編と算数編に分かれていて、それぞれについて、どんなところで躓きやすいか、どんなふうに教えると良いか、が書いてあります。著者はLDセンターのSTさんで、信用できる本だと思う。私も、一般的な方法ではうまく入っていかないお子さんにどう教えたら良いかを知りたくて買った。けども。今の職に就いて10か月。いきなり方法を知ることができるなんて、そんなイージーなことがあるわけないじゃんか、と思う。そうだったそうだった。そういう仕事なんだった。2023/01/06
桜井和寿
0
実用的な書籍として質が高い。子どもの困りについてチェックリストがあり、背景要因の解説があり、それに対する指導方法や合理的配慮の例が示されている。論理的で筋道が通っており、かつ平易な表現で書かれているため、そこそこ専門的な内容だが安心して学べる。とても参考になり、実際に活用できる本となっているので、特別支援教育に携わる人(特にコーディネーター)に是非おすすめ。2021/01/11