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出版社内容情報
時は明治、世紀末。文豪・泉鏡花と編集者・香月真澄が帝都・東京で続発する怪奇な事件の謎に挑む。描きおろしありの完全版下巻。時は明治、世紀末。文豪・泉鏡花と雑誌「幻想倶楽部」編集者・編集者・香月真澄が帝都・東京で続発する怪奇な事件の謎に挑む。真澄は、鏡花の不思議な能力に驚嘆し、その人間性にも惹かれていく。既発表エピソード&口絵&描きおろしを収録した完全版の下巻。
今市子[イマイチコ]
著・文・その他
橘みれい[タチバナミレイ]
原著
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
20
【所蔵】香月の「耽美は健康的に美を愛でることで、廃退は美を愛でつつ健康をないがしろにすることです」という台詞に大きく頷きました。明治34年…文明開化の傍らで隅に追いやられていくものたちへの、鏡花先生の愛が其処彼処に感じられました。彼等が今も何処かにいてくれたら良いなぁって思います。2019/09/10
北白川にゃんこ
5
きみょうでたんびなまんがだった…。2022/06/07
arianrhod
5
好きな世界観。完全版が出版されて良かった。今までも気になっていたのですが、今市子作品は雰囲気が似ているものが多い上に、本作品に至ってはあちこちで描かれているため把握しかねていたからです。それもそのはず、完全版上下巻を手にして初めて気付いたことですが、原作者がいらしたんです、その本の表紙も今市子さんが携わっていらしたので、余計にどれがどの本かこんがらがる原因に。原作者の橘みれいさんの原作本も読んでみたくなりました。もっと奥深い設定がありそうな気がする作品です。そして鮭人間よ、万歳。2019/02/10
へへろ~本舗
4
香月君は鮭人間が好きだねぇ。卯辰が可愛い。 嶋田純子さん、亡くなっていたのか。本書の後書きで知りました。2023/04/03
多津子
4
上巻が見当たらなかったのでまとめて。明治末期の帝都東京。作家の泉鏡花と幻想倶楽部という雑誌の編集者香月が出会う怪奇。幻想的で美しく、どれも想いの強さが現れた話。恋情も家族愛も、愛があるからこそ執着する。近代化が進む世にあって、どれだけの怪奇が残されているのか。キャラクターたちがとても良い。絵の美しさは言わずもがな。だからこそ世界観に浸れる幻想怪奇譚。金沢のたぬきそばは、刻んだ油揚げにあんかけ。きつねは刻んだ揚げだけのあっさりしたもの。天気雨は狐の嫁入り、天気雪は狸の嫁入りというそうだ。2022/08/21
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