感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YS-56
2
20世紀最後の大規模戦争、湾岸戦争。中でも砂漠の嵐作戦でいかにも活躍したような精密誘導兵器は全投下爆弾の7%でしかなかったというのは意外でした。TVではそんな映像ばかりでしたからね。本腰を入れるのはむしろこの後とだったと。ああ、勿論、BACヴァンキッシャーなんて名前の英国機は活躍してませんよ。2010/08/13
富士さん
1
さすがみんな大好き歴史群像シリーズ!湾岸戦争を1991年に限定せず、イランイラク戦争から戦後の散発的な戦闘、イラク戦争終結に至るまでの一連の経過を縦軸、誘導兵器に代表されるような戦場革命を経た圧倒的なアメリカの軍事力をベトナム戦争から説き起こす横軸にした編集は、ただ時事ものとして売り抜こうというだけでない、ちゃんとした歴史著述をしようという意志を感じさせます。あまりに圧倒的な戦闘に良心の呵責を感じて、アメリカ軍の士気が下がったというようなエピソードもこの戦争を理解するための興味深いこぼれ話でした。2017/01/31
海月
0
むしろイラク戦争の考察が勉強になったという・・・。2012/02/23