巨匠の日本画〈２〉横山大観―遙かなる霊峰 （復刻版）

横山 大観【著】/河北 倫明/平山 郁夫【監修】

Ｇａｋｋｅｎ（2004/09発売）

• サイズ A4判／ページ数 125p／高さ 31cm
• 商品コード 9784055000505
• NDC分類 721.9
• Cコード C0371

出版社内容情報

単に代表作を年代順に並べたのではなく、作家のテーマに沿って精魂の作品を中心に構成した画期的な個人画集である。２巻は横山大観。「富士といえば大観」といわれるほど有名。その気宇壮大な画風は、近代日本画壇にそびえたつ巨峰と呼ぶのにふさわしい。

目次

テーマ図版（遙かなる霊峰；叙情の水；光たわむれる大気；晴れ渡る詩情；風景に心を映す）
画家の目／近代日本画の巨匠たち
横山大観の生涯と芸術
テーマ別作品解説
横山大観主要作品・略年譜

著者等紹介

河北倫明［カワキタミチアキ］
美術評論家

平山郁夫［ヒラヤマイクオ］
東京芸術大学学長・画家
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感想・レビュー

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[ソラーレ]

好きな絵は、「夏の海」。五浦で描かれた。幻想的な雰囲気。月と岩場と波が描かれている。印象的なのは波。透明感のある海の色は美しく引き込まれる。波の細かいしぶきが飛んでいる。湿った風の流れが感じられるようである。潮が早く流れているようだ。波の上にぼんやりと浮かび止まっている月が波の動きを一層引き立たせている。●好きな絵、「野の花」。素敵な空気感。百合がの美しく娘も美しい。娘が百合を見つめる姿は時間が止まっているかのようだ。草刈りをしている娘が休憩中に一輪の百合を見つけて見つめている絵。

2023/07/03

[ash]

日本画の巨匠で水戸出身の横山大観。朦朧体と呼ばれる没線描法で描かれる彼の作品は模倣しやすく贋作が多くて有名。神戸の湊川神社に横山大観が描いた楠木正成の絵があり、他の絵も見たくて購入。しかし彼は人物画は不得意だったようで、数は全然ないらしい。この画集にも他の絵についでのように小さく人物が描かれてるのが多かった。

2010/08/06