出版社内容情報
経済評論家の山崎元氏(故人)が全幅の信頼を寄せた個人投資家・水瀬ケンイチ氏。
インデックス投資を世に広めたベストセラー『ほったらかし投資術』で山崎氏と共著した水瀬氏が、自らインデックス投資を実践し、ごく普通の会社員として歩んだ25年間のリアルな投資の軌跡を、資産額の推移とともに余すところなく明かします。
これは単なる成功物語ではありません。貯金ゼロからのスタート、チャートとにらめっこし自分を見失った「トイレ・トレーダー」時代、そして資産が半減し、罵詈雑言の嵐にさらされたリーマン・ショックの絶望。数々の困難や、利益の出ない長い停滞期を「愚直な継続」で乗り越えた先に、何が待っているのか。投資の先に本当に得られるものとは――。
後半の「理論編」では、25年間の投資生活から学んだ教訓から、「インデックス投資がなぜ最も効率的なのか」について、じっくり掘り下げていきます。
よし、やってみよう!と思ったあなたのために、25年間の試行錯誤を凝縮した、誰でも今日から始められるインデックス投資の〝王道〟のノウハウをお届けします。
これからNISAを始める方、すでに始めているけれど不安な方、そして投資の本当の意味を見つめ直したいすべての方へ。本書は、あなたの投資人生に寄り添う、最高の伴走者となるでしょう。「億(?おく)り人」への道の、第一歩。それは、今日かもしれません。
【目次】
【主な内容】
■プロローグ「ダメ男の烙印」
26歳、貯金ゼロ、車2台分のローン持ち。「このままじゃマズい」――すべては居酒屋での友人との会話から始まった。
■インデックス投資前夜の大迷走時代(1999年・26歳)
チャート分析に没頭し、ファンダメンタル分析に時間を費やす日々。しかし、待っていたのは「ダマシ」や「織り込み済み」といった便利な言いわけと、増え続ける手数料だけだった。
■激動のインデックス投資の道のり【初期】(2000年・27歳~2009年・36歳)
運命の一冊『ウォール街のランダム・ウォーカー』との出会いが、暗闇を照らした。しかし安息の時は短く、リーマン・ショックで資産は半減。市場から仲間が次々と去る中、絶望の淵で著者が見出した「開き直り」という名の希望とは。
■困惑のインデックス投資の道のり【中期】(2009年・36歳~2019年・46歳)
損益はマイナス圏を5年も漂い続けた。「下手なナンピンすかんぴん」という言葉が心をえぐる、投資人生で最も長く、最も厳しい忍耐の時期をどう乗り越えたのか。
■豊穣のインデックス投資の道のり【後期】(2020年・47歳)
愚直な継続が実を結び、資産は静かに1億円を突破。コロナ・ショックさえ乗り越え、理想の投資信託「オルカン」と新NISAという追い風を受ける。
■25年間で学んだ投資と人生の5つの真理
なぜ「ほったらかし」でも株価は上がるのか? 投資は「手段」であって「目的」ではないのか?――25年の道のりから導き出された、経済的豊かさと心の豊かさのバランスを保つための哲学。
■増やしたお金の今後の使い方・取り崩し方・たたみ方
ある程度の資産を築いたとき、人は新たな問いに直面する。「このお金をどう使えば本当の幸せにつながるだろう?」。そして、人生100年時代を見据えた賢明な取り崩し方・たたみ方を考える。
■Q&A編 水瀬ケンイチが投資の疑問や不安にズバリお答えします!
「投資はいくらから始めたらいい?」「50代・60代から投資を始めるのは遅いでしょうか?」といった読者からの質問に本音でお答えする。
■さあ、始めよう! 日本人向けに最適化したインデックス投資スタートGUIDE
感想・レビュー
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