出版社内容情報
明王、閻魔大王、金剛力士、四天王、十二神将……
忿怒の相でにらむ、見るからに怖い仏像から、その多くは怖くないのに例外的に怖い仏像、見た目は怖くなくてもルーツや造立された経緯など存在自体が怖い仏像まで。
日本各地の「怖い仏像のひみつ」を豊富なビジュアルと詳細な解説文で紐解き、怖さの中に秘められた慈悲の心を知る1冊。
【笑い飯・哲夫さん、和田彩花さん推薦!】
バチ当てる気まんまんですよ。
読んでおかないとバチ当たりますよ。(哲夫さん)
さまざまな意味で「怖い」仏像のわけを探しに、
シルクロードから日本全国まで旅をしてきたかのようでした。(和田彩花さん)
【おもな内容と掲載している仏像】
●怖い仏像とは何か?
●怖い仏像の物語
 1「人々を救う降魔の本尊」金剛蔵王大権現像(金峯山寺)
 2「激しく怒る快慶の二神像」執金剛神像と深沙大将像(金剛院)
 3「頭上に牛を載せた神像」牛頭天王像(朱智神社)
 4「荒行の鬼気迫る女神像」鬼子母神像(遠壽院)
 5「死者を裁く冥土の大王」閻魔大王像(円応寺)
 6「すべてを浄化する忿怒尊」烏瑟沙摩明王像(瑞龍寺)
 7「道鏡の怨霊を封じた仏像」薬師如来像(神護寺)
 8「今も生きている釈迦如来」釈迦如来像(清凉寺)
 9「福の神が怖い顔の仏に?」大黒天像(観世音寺)
 10「凶悪な魔女が豊穣の神に」荼吉尼天像(東大寺)
 11「見るからに不気味な姥尊」姥尊像(芦峅寺閻魔堂)
 12「一世行人のミイラ仏」即身仏(出羽三山)
●怖い仏像PART1 明王
 01 不動明王
 02 大威徳明王
 03 降三世明王
 04 軍荼利明王
 05 金剛夜叉明王
 06 愛染明王
●怖い仏像PART2 守護神
 01 金剛力士
 02 四天王
 03 毘沙門天
 04 兜跋毘沙門天
 05 十二神将
●至宝の仏像
 蔵王権現像(如意輪寺)
 閻魔大王像(宝積寺)
 烏蒭沙摩明王像(可睡斎)
 薬師如来像(新薬師寺)
 釈迦如来像(飛鳥寺)
○「微笑みの仏」円空仏(千光寺)
○「煩悩と戦う怒りの観音像」馬頭観音像(観世音寺)
○「断食で痩せ細った仏様」釈迦苦行像(恵林寺)
○「鬼の姿をした邪念降伏の仏」鬼大師像(蘆山寺)
内容説明
日本に伝わる「怖い仏像の物語」。
目次
1 明王(忿怒の相で人々を救済する明王像;密教の祈〓に応じて造られた忿怒尊;日本で見られる主な明王像;明王像の特徴;微笑みの仏 円空仏 ほか)
2 守護神(インドの神が仏教に帰依して守護神に;悟りを象徴する蓮華座に乗らない;日本で見られる主な守護神像;鬼の姿をした邪念降伏の仏 鬼大師像)

              
              
              
              

