内容説明
リベラルアーツとは、未知の問題に取り組む勇気と判断の基礎を培う実践的な学び。いま、注目の「リベラルアーツ」とは何か?半世紀以上にわたるリベラルアーツの「実験」の場、国際基督教大学(ICU)からのメッセージ。
目次
01 「リベラルアーツ主義」のすすめ―大学教育の使命について、あらためて考える
02 大学教授、高校生のチャレンジを受ける―複眼的アプローチによるリベラルアーツの思考プロレス
03 リベラルアーツ・セミナー―リベラルアーツ的学修のための導入教育の実践
04 卒業生は今、何を考えているか―卒業生による対話に見るリベラルアーツ教育のその後
05 ATLASとは何か?―入試で日本語のリスニング試験を行うことの意味
06 世界のリベラルアーツとICU―世界に対して働きかけていく力をつける経験的な学修を目指して
著者等紹介
伊東辰彦[イトウタツヒコ]
国際基督教大学(ICU)名誉教授。国際基督教大学教養学部人文科学科(音楽専攻)卒業、ニューヨーク州立大学(ストーニーブルック校)音楽学部大学院修士課程修了(M.A.)、デューク大学音楽学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。1992年ICU着任。教養学部長、宗教音楽センター長などの他、インスブルック大学音楽学研究所客員教授などを歴任。18世紀ドイツの音楽文化に関する研究を中心に、明治期日本の洋楽導入、大学における音楽教育についての論考がある
森島泰則[モリシマヤスノリ]
国際基督教大学(ICU)教授。慶應義塾大学文学部卒業、コロラド大学(ボウルダー校)大学院修士課程、博士課程修了、M.A.(言語学)、Ph.D.(心理学)。専門は認知心理学、認知科学、言語心理学、特に第二言語処理と思考の認知過程。公立中学校英語教諭、在米日系企業研究員兼スタンフォード大学客員研究員を経て、2003年ICU着任。アカデミックプランニング・センター長、アドミッションズ・センター長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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