MU SUPER MYSTERY BOOKS<br> ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々

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MU SUPER MYSTERY BOOKS
ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々

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  • サイズ B40判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054066960
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

怪奇作家・黒史郎が全国の郷土資料から「知られざる妖怪」を甦らせる怪異拾遺集。京極夏彦との妖怪対談も収録。怪奇作家・黒史郎が全国の郷土資料から「知られざる妖怪」を発掘し、甦らせる怪異拾遺集。密かに語り伝えられる「不思議なできごと」には、名も無き、姿も知れぬ妖怪たちが隠れていた……。京極夏彦との「妖怪対談」も収録。

黒史郎[クロシロウ]
著・文・その他

内容説明

「―うん、実にいい感じの古さだ」市町村の伝承、民俗資料、民話集、地域情報誌などから知られざる怪しいあれこれを発見し、白日の下に晒す。名も無きそれらに姿を与え、妖怪事典の補遺とする―。まるで隙間から覗く妖怪を、見つめ返すように。怪奇作家・黒史郎が幼少期より続けている奇妙な蒐集ライフワークが、まさかの結実。京極夏彦との「妖怪対談」も収録。

目次

第1章 僧・山・人(ナカネコゾウ;一つ目小僧とその亜種たち ほか)
第2章 天・謎・音(テン吊リオロシ;サガィマタ ほか)
第3章 首・獣・怪(百物語の生首;生首と出会える場所 ほか)
特別対談 黒史郎×京極夏彦
第4章 兆・災・忌(兆し鳥;犬の長吠え ほか)

著者等紹介

黒史郎[クロシロウ]
1974年、神奈川県生まれ。怪奇作家、妖怪蒐集家。2007年「夜は一諸に散歩しよ」で第1回「幽」怪談文学賞長編部門大賞を受賞してデビュー。妖怪、都市伝説、オカルト、クトゥルフ神話などの著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
表紙や題名だけを見るとかなりなおどろおどろしい感じがしたのですが、読んでみると日本の昔からの様々な地域の書物などを渉猟してエッセンスをうまくまとめた本だと思いました。妖怪の事典のような感じです。短い物語はあるのですがこれをもとにして妖怪怪談にしてくれればと思います。それはこの中でも対談している京極夏彦さんに任せるのでしょうか?2019/03/23

眠る山猫屋

58
言わずと知れた『ムー』関連だが、侮ってはいけない。地味で誰も知らない(地元の人以外)妖怪や怪異をコツコツと収集した、ある意味、学術的な一冊。故に地域に偏りはあるが、それも好印象。こんなに不思議な伝承が日本各地に埋もれていたんだ、という驚愕を楽しめる力作だと思う。ウマヘタな自作イラストも怖いやら楽しいやら。2020/10/06

澤水月

23
買いですコレ!挿絵が黒さん本人画なのが衝撃の味わい。ゆる〜いかと思わせ、ザァ、クビツリ神さん、テン吊りオロシなど激コワつるべ打ち。大量の資料タウン誌なども含め書誌価値もありそう。京極夏彦対談も身が詰まってる(お化け・霊現象否定派の論客と微妙にズレたまんま話続いていくおかしみ。妖怪は変人たちをそれぞれの表舞台登場前から集めるんだなぁ)。沖縄や離島の話多いこと、昭和の子供向け怪しい怪奇本コラムあるのも最高2019/02/07

Porco

14
今後この本以外で取り上げられているのを見なさそうな、二軍三軍妖怪紹介本。そもそも日陰ものな妖怪の二軍三軍とはとんでもない陰のものだろう。【三目八面】に【にっしいぎりぎり】に何と言っても【牛の頭】どれも魅力的だなぁ2025/01/25

おおかみ

9
各地の文献に確かに名を残しながらも、いつしか語られることのなくなった妖怪たち。中には名前以外の情報がないような、そんな諸行無常の存在に敢えて焦点を当てた著者の仕事は、一見すると奇行である。好事家だからなしえたのかもしれないが、しかし大切な業績ではないだろうか。古来その地では重要な言い伝えであっただろう奇譚も少なくない。語る者がいなくなったとしても、記録があれば妖怪は生き続けるのだと、解っていたはずのことをふと思った。2020/10/10

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