出版社内容情報
色鮮やかな貝殻、形が面白い貝殻、稀少な貝殻などコレクションしたくなる世界の貝殻をカラー写真とともに解説する。
螺旋を巻くチマキボラ、イチゴのようなイチゴナツモモ…色鮮やかな貝殻、形が美しい貝殻などコレクションしたくなる世界の貝殻をカラー写真とともに解説。巻末には「日本産貝殻ガイド」もあり、手にとってみたくなる海辺の宝物を約200種紹介する。
内容説明
200種類の世界の貝殻を写真でやさしく解説!日本の海辺で見つかる貝殻ガイド付き!!
目次
1 色が美しい貝殻(ゴシキカノコ;ルリガイ ほか)
2 形が美しい貝殻(オオイトカケ;チマキボラ ほか)
3 形が奇妙な貝殻(クマサカガイ;ホネガイ ほか)
4 稀少で高価な貝殻(リュウグウオキナエビス;シンセイダカラ ほか)
5 飾りになる貝殻(ピンクガイ;マンボウガイ ほか)
著者等紹介
奥谷喬司[オクタニタカシ]
東京水産大学名誉教授。日本貝類学会名誉会長。1931年生まれ。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネジ
39
★★★★☆ 日本貝類学会名誉会長による世界中の珍しい貝殻の紹介に加え、貝殻に関する基礎知識、文化が紹介されている本。1つ1つの説明も詳しく、貝殻に関する総合的な入門書といえる。 ①アサリは視覚が全く発達しておらず、砂の中に潜っているのに、同種でも変化に富んだ模様を持っているのは謎。 ②タカラガイ類はコレクターに好まれており、特に大型で希少なものが高価となっている。 ③キイロダカラは広い地域で近代に至るまで貨幣として使用され続けた。2024/01/28
Yuuki.
15
良い意味で図鑑と写真集と読みものの本を足して3で割ったようなイメージ。手元に置いておいて暇な時に眺めたり、コラムを読んだり、テレビなんかで気になる貝が出てきたらパッと簡単なことだけは調べられたり、と。情報量はさほど多くないけれど、560円でオールカラーでこの内容と思うと、個人的には満足。色んな貝殻の写真見せられると、クラフトのデザインアイデアが色々出てきて、貝殻拾いに行きたい、アクセサリー作りたい、とウズウズしてくる。2017/06/18
noko
3
貝は世界に10万種以上いる。昆虫に次いで、種類が多い生きもの。昆虫図鑑はたくさんあるが、貝図鑑はあんまり見かけない。海に行くと、ビーチで貝殻を拾う事を楽しみにしている。しかしそれがなんでいう名前の貝なのか、今まではあまり調べられなかった。この本は見やすくて、デザイン自体も素敵で良い。私の気に入っている貝殻が、チマキボラだとわかった。ヒオウギなんかは、お味噌汁で食べたが、驚く色とりどりさ。ミドリパプアは博物館でしか見た事がないが、いつか自分で見つけてみたい貝になった。2022/08/23
♪ぶるぼん
3
世界の様々な貝を紹介している本です。 学問的なことはさっぱりわかんないけど、見てるだけで面白かったです。なんせ、色が綺麗なものや形が綺麗なもの、不思議な形のものなど、そしてほとんど名前すら知らないものばかり。でも、見てるだけで本当に楽しかった。インテリアにして飾ったら綺麗だろうなと思ったものもあり、内容はマニアックではありますが、大変楽しく読めました。2021/11/06
J.T.
2
世の中にはもっと綺麗な貝殻があるのではないか....と思ってしまう。つまり掲載量が少ない気がする。貝と人間の関わりにも少し触れている、その中にホラガイをオニヒトデの天敵と書いてあったので驚いた。検索してみると、オニヒトデを襲って食べるホラガイの姿がyoutubeにアップされていた。それに一番驚いた。2016/10/31