MU NONFIX
怪奇事件の謎

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  • サイズ B40判/ページ数 309p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054060234
  • NDC分類 147
  • Cコード C0276

出版社内容情報

事件は作られる。現実は隠される。だから実に奇っ怪なことではあるが、この世は怪談でできている。世で起こる奇妙な事件の謎。

事件は作られる。現実は隠される。だから実に奇っ怪なことではあるが、この世は怪談でできている。世で起こる奇妙な事件の背後には、いかなる謎とタブーが隠されているのか。“怪奇探偵”小池壮彦が、さまざまな怪事件の謎をひもとく。

【著者紹介】
1963年、東京都生まれ。國學院大學文学部卒。巷に流布する怪奇譚の傾向から独自の社会史論を展開した評論や、歴史的な事件の分析を通じて日本の暗部と宿命にメスを入れたルポルタージュを発表している。

内容説明

事実は小説よりも奇なり―だが、ある人物は、その事実が「フィクション」であると言う。この世は「フィクション」で成立している。この世で起こる「怪事件」やさまざまな「事象」「出来事」の真相や真実は巧妙にコーティングされ、“監禁”されてきた。監禁された真相や真実には何が隠されているのか―すべては、日本という国家の本当の姿へと繋がっていく…

目次

第1章 戦慄の事件(「暗い森」―「神戸児童連続殺傷事件」の“不都合な真実”;死刑執行後の逸話―「連続幼女誘拐殺人事件」の葬り去れた真実;冤罪事件「足利事件」の恐怖;“奇妙なキーワード”でリンクする不可解な事件;京都・長岡京「ワラビ採り殺人事件」の深層)
第2章 不可解な出来事(最凶怪談―「山の上のホテル」の真実;都会のど真ん中に佇む「幽霊屋敷」;「人体消滅」という“怪奇譚”;羽田空港“祟りの大鳥居”;「道了堂跡」に刻まれた“悲史”と“タブー”;明治天皇“すり替え伝説”と“ドッペンベルガー”、そして芥川龍之介の憂鬱;首相公邸の怪談;異星人“アレシェンカ”をめぐる奇妙な物語)
第3章 芸能界“オカルト”事件(“最後のアイドル”の死が残した遺産;“同姓同名殺人事件”の怪;中森明菜が発した「殺人鬼」の名前;“呪われたCM”伝説の正体)
第4章 奇妙な事件(伊勢神宮参拝という“踏み絵”;写真に写った「無念の少女の霊魂」;水元公園「ロープ殺人事件」と“首なしライター”伝説;“火”と“死”の因縁に彩られた「ホテルニュージャパン」;大阪・熊取町で起きた日本版「ツイン・ピークス」の仄暗い背景)
第5章 日本という国家の正体(“天皇晴れ”という奇跡;「原爆」という最大の謎にして最大の禁忌;日本版“ファラオの呪い”―高松塚古墳発掘関係者“5人怪死”事件:「火葬」の意向を示された天皇陛下のご真意;恐ろしい“核ゲーム”エンディング;日本の宿命、そして終焉)

著者等紹介

小池壮彦[コイケタケヒコ]
1963年、東京都生まれ。作家・ルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

11
「オカルトクロニクル」著者である松閣オルタ氏によれば「怪奇探偵なフレンズ」小池壮彦による腑に落ちない事件に陰謀論を重ねた著。やはり興味深いのは「京都長岡京ワラビ取り殺人事件」「大阪熊取町連続不審死事件」である。熊取町事件については同地にある京大原子炉実験所との関連が示唆されている。深読みというか、もはや“あてずっぽう”に近い陰謀論であり、そもそも本書自体が「MU NONFIX」レーベルであるからして、真正面から対峙するのは拙速な気もするが、たまさか正鵠を射ることだってなしとしないわけで。2021/02/25

澤水月

10
小池壮彦新刊! ここ10年の雑誌原稿を集めた物だがジャーナリスティックに怪奇事件に迫っていくスタイルはやはりわくわくする。ホテルニュージャパン火災で有名な横井英樹(今の若人には超有名ラッパーの祖父と言った方が通りがいいのだろうか…)が、日本女性にパンティを広める契機になった歴史的大火災の白木屋を買う寸前だったとは何たる因縁! 昭和天皇が行幸、外遊するたびに雨が上がる「天皇晴れ」なる言葉も著者の記事で知った。母校の大先輩でもあり尊敬しているので今後も楽しみにしてます。ムーのこの叢書の今後予告も超楽しみ2014/07/25

鷺@みんさー

4
「ムー」ブックスですから、この疑惑感を楽しむ、というスタンスで読むのがオススメだと思います。小池壮彦氏なので内容はお墨付き。あんな事件、こんな出来事の裏のあれこれを、「そうも考えられるわけか……むふふ」と楽しんでみましょう。

ぷれば

2
事実は小説よりも奇なり―この世で起こるさまざまな怪事件や謎の裏側に潜む真相とは!?週刊誌記事を読んでいるように、結論は読み手側に委ねられているような…第五章の「日本という国家の正体」は興味深かった。2014/10/22

ぶうたん

2
旧著のようにもう少し心霊的な記事を期待していたのだけれど、社会的事件が多い印象。心霊現象にもあるがままの自然体で挑む淡白な姿勢が好みなのだが、通常の事件に対しては今回はちょっと牽強付会が強い気もした。2014/08/26

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