出版社内容情報
知的障害教育における授業づくりの入門書。発達に合った学習内容がわかる「学習内容表」と、170余の単元計画を収録。
知的障害教育には教科書がなく「いつ」「なに」を「どのように」教えるかが、常に課題となる。本書は発達に合わせて学習内容を整理した「学習内容表」と、170余の単元計画を収録した、授業づくりの入門書である。
【著者紹介】
前筑波大学附属大塚特別支援学校校長、元筑波大学教授。同校在職中より、特別支援教育の授業づくりについて、積極的に取組む。現在は創価大学教授。
内容説明
7領域に整理された「学習内容表」で身に付けたい内容が一目でわかる!+厳選された173の指導例が明日からの授業を強力サポート!
目次
第1章 子どもに合った授業を考えるために
第2章 学習内容表と授業づくりの実際(人間関係領域―「わたし」と「あなた」の関係から社会への関わりへ;生活領域―生活を豊かにするための知識や習慣を身に付ける;認知領域―情報をとりこんで整理し、日常生活に活用する力を育てる;身体・運動領域―健康の維持・体力の向上とともに、運動を通して協調性や社会性を育む;情操領域―感性を磨いて自己表現力を育み、心を豊かにする;コミュニケーション領域―様々な方法で自己と他者の関係を築く;社会生活・進路領域―「くらし」「働く」「余暇」で必要な総合的な力を養う)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
32
特別支援教育のとっておき授業レシピ。筑波大学附属大塚特別支援学校の著書。もちろん本書で紹介されている知的障害教育の内容や事例は素晴らしいとは思います。ただ、筑波大学附属大塚特別支援学校のような教育環境に恵まれた学校が全国にどれだけあるのでしょうか。知的障害教育の理想と現実に悩んでいる関係者は少なくないと思います。2018/12/28
cl_hickey
1
特別支援学校(筑波大附属)での実践をもとにした指導例が掲載。参考にはなるけれど、そのまま実践に生かすというのは難しそう。学習内容表がとても分かりやすく、自校用に使えそう。2020/04/17
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