内容説明
世界には多種多様な宗教が存在している。なぜ人々は宗教を求めるのか。いったい、宗教とは何であるのか。こうした素朴な疑問に対して、本書は可能なかぎり平易で明快な解説を試みたものである。本書の特長は、広く世界の諸宗教に関して教義・儀礼・歴史などの基本的知識が得られるよう配慮したこと、宗教学の歴史と方法の問題を扱ったこと、「体験」の視点と「社会」の視点との交差から宗教現象を複眼的にとらえようとしたこと、初学者のために用語解説、基本文献リスト、インターネット・図書館の利用法を掲載したことなど、類書にない企画を一冊のなかに集約した点にある。この入門書を手にすることで、読者は「世界のさまざまな宗教」へと誘われるとともに、「宗教のさまざまな世界」が眼前に開かれるはずである。
目次
序章 現代人と宗教
第1章 世界の諸宗教
第2章 宗教をどう見るか
第3章 宗教現象を読み解く(1)「体験」の視点から
第4章 宗教現象を読み解く(2)「社会」の視点から
第5章 宗教学を学ぶ人のための基本文献
著者等紹介
棚次正和[タナツグマサカズ]
1949年香川県生まれ。1973年京都大学文学部哲学科(宗教学専攻)卒業。1979年京都大学大学院文学研究科(宗教学専攻)博士課程単位取得退学。1998年博士(文学)。京都府立医科大学大学院医学研究科教授(医学生命倫理学)
山中弘[ヤマナカヒロシ]
1953年東京都生まれ。1976年早稲田大学文学部人文学科卒業。1986年筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科宗教学・比較思想学専攻修了。文学博士。筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(宗教学・宗教社会学)
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感想・レビュー
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