出版社内容情報
日本に数多く棲息している妖怪たちをカラー図版で紹介。妖怪を描いた絵巻物やミイラ、遺物など貴重な資料も収載する。
日本全国に数多く棲息する妖怪たちうぃ、超有名妖怪、怖い妖怪、地元の妖怪、あやしい妖怪、おかしな妖怪など、ジャンルごとに分類して紹介する。妖怪を描いた絵巻物や妖怪のミイラ、妖怪が残していった遺物などの貴重な資料も多数収載する。
内容説明
ろくろ首、一反木綿、ぬらりひょん、化け猫…だれもが知る妖怪の意外な真実とは?江戸時代の有名妖怪絵師たちが描いた魑魅魍魎の世界をフルカラーで一挙公開!
目次
第1章 国民的有名妖怪
第2章 怖い妖怪
第3章 動物の妖怪
第4章 空と海の妖怪
第5章 地元の妖怪
第6章 家の妖怪
第7章 あやしい妖怪
第8章 おかしな妖怪
巻末付録 現代絵師たちが姿のない妖怪を描く妖怪画報
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うーちゃん
19
コンビニ本。買うとき若干恥ずかしかった(笑)。暇つぶしにはもってこいで、特に京極作品好きにはたまらないんじゃないかな。姑獲鳥、鉄鼠、塗仏をはじめ、うわん、ぬっぺっぽう、芝右衛門狸などなど、「これは京極さんのこの作品に出てきたな」と思い出しながら読むと楽しい。百鬼夜行というだけあって、日本にはいろんなユニークな妖怪がいっぱいだわ。夏場は浴室掃除しっかりしましょう。妖怪垢舐めが出るかもしれないですよん(^O^)2013/06/03
D4C
13
江戸時代に書かれた妖怪画をこれでもかというくらい見せてくれました(笑 中には、鬼太郎で馴染みのある妖怪もいれば、妖怪というよりエイリアン?というのもいたりで、解説含め読んで面白い妖怪本でした。意外だったのは、江戸時代の妖怪画に、一切の解説が無く、名前しか伝わっていないため、どのような妖怪だったのか不明というものが結構な数いた事。かつては口伝などで伝わっていたのだろうか?いずれにしろ、興味深いものでした。2015/09/25
邑尾端子
3
ある民俗学者の先生(大学教授)が一見ライトなこの本を持ち歩いていて驚いた。安くて軽いコンビニ本の割には、フルカラーで江戸期の絵画資料が満載、内容も意外と充実していてお得感のある一冊。妖怪に対する解釈もそれほどオカルト的ではなく、柳田説をはじめとした民俗学的な見地や時代背景にも触れている。さらに観光案内まで付いていたりとか、この金額であることを考えるとヘタなハードカバー本買うよりもむしろ良いかも。なにより軽くて持ち歩きやすいのが便利2014/07/14
峰山烽火
2
なぜかオールカラー。何が怖いって、浮世絵が妙に生々しくて怖い。某妖怪ヘヴィメタルバンドの曲名でよくわからない名詞のようなものはほとんど載っていた。集合的な妖怪たちのほかにも、清姫や安達ヶ原の鬼婆のような個人(?)もたくさん。しかしこの手のもの、つまるところ怪談には日本人らしいユーモアやアイロニーを感じる。妖怪は恐ろしいばかりではないのだ。2014/09/02
はみ餅
1
碁盤の因縁ってなんなんだ、これが騒動の発端ならスルーしちゃいかんだろ。葛の葉でも父親の保名がいつのまにか蘆屋道満に殺されてるし、ストーリーの情報量が多すぎてめちゃくちゃ省略されてる🤣2025/01/23