内容説明
ゆい子をかわいがってくれた大ばあちゃんが亡くなった。その日から、大ばあちゃんはゆうれいとなって、家族の前にあらわれはじめた。大ばあちゃんは何か心残りがあるのだろうか。
著者等紹介
竹内もと代［タケウチモトヨ］
石川県に生まれる。近畿大学農学部卒業。『不思議の風ふく島』（小峰書店）で、第２６回日本児童文芸家協会賞、第４９回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選定。また『菜緒のふしぎ物語』（アリス館）は、第１８回読書感想画中央コンクール指定図書。日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会会員
こみねゆら［コミネユラ］
熊本市生まれ。大学で油画を学んだ後、大好きな絵本や児童文学の挿絵の仕事をするようになった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はる
32
大ばあちゃんが亡くなった。その日から大ばあちゃんは幽霊となって家族の前に現れます。何か心残りがあるようなのですが・・。優しいお話でした。児童文学なのであくまで誠実に、家族や友達、人と人との絆の大切さを描いています。こみねゆらさんの抒情的な挿絵がいい雰囲気です。2015/08/16
小夜風
25
【図書館】ゆい子の大ばあちゃんが亡くなった。その日から大ばあちゃんは幽霊になって家族の前に現れ始めた。小野不由美さん辺りが書いたらメチャクチャ怖い怪談になりそうなところを、こんな優しくて温かいお話に出来るなんて凄いです。こんなに愛らしい幽霊も初めて♪大ばあちゃんの心残りを探っていくのも好奇心を刺激されて、読むのが止まりませんでした。でもやっぱり、生きてるうちに想いを伝えなくてはね……って思いました。2015/08/02
バニラ風味
9
大好きな大おばあちゃんが亡くなった。でも、おばあちゃんは幽霊になってしょっちゅう、現れるの。きっと私たち家族に何かを伝えたいんだと思う。でも、幽霊のことを他の人たちには知られたくないし、どうすればいいのか…。大おばあちゃんの心残りの理由は、意外なものでした。大おばあちゃんが大切にしたものや、秘めていた想いを知った時、家族がとった行動とは。昭和レトロな雰囲気が出てくるこの絵本、こみねゆらさんの絵がピッタリ！ほろ苦さと甘さと感動が入り混じった、ほろっとくる物語です。2013/09/14
花林糖
7
（図書館本）大ばあちゃんが亡くなり、幽霊になって家族の前に現れ一騒動に。幽霊物なのに怖さが全くなく、ほんわか優しいお話でした。大ばあちゃんの薄紅色の傘可愛いな。2015/10/17
櫻。
2
しんみりと、淡々と、進むお話ですが、読み終わったら涙が。 なんだか懐かしい、そんな一冊2014/10/28
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