出版社内容情報
自分の子どもが発達障害である、という事実を受け入れにくい、父親視点で書かれた発達障害児とその家族の貴重な記録。
発達障害のある子どもたちがうまく生活していくためには、親をはじめ、周囲の人のサポートが必要だが、特に男親は「自分の子どもが発達障害である」という事実をなかなか受け入れられない。本書は、父親視点で書かれた発達障害児とその家族の貴重な記録。
【著者紹介】
1962年新潟市出身。現在、神戸市在住の会社員。発達障害の特性を有する者のパートナー、子息3名の父として、共に暮らしている。NHK福祉ポータルのサイトで、「笹森家の楽しい発達障害」ブログを執筆中。
内容説明
父親が変われば子どもは伸びる。泣いて、笑って、ときどきパニック。NKH福祉ポータルサイト「ハートネット」の連載ブログも収録。
目次
第1章 ヘンな奥さんとのんびりした息子
第2章 子どもの育つ力を信じて―笹森家の楽しい発達障害1
第3章 変わりたいという思い―長男、小学校卒業までの激動の3ヶ月間
第4章 いくつになっても人は変わることができる―笹森家の楽しい発達障害2
第5章 Q&Aぼくの見た「発達障害」
第6章 発達障害の子を持つ父たちへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
34
【意固地(私のことです)】『「違いを楽しむ」精神で、いっしょに歩いていきませんか。まあぼちぼち、じわじわと』 まえがきで著者が読者にそう言われています。 ですから そう読んでみたいと思います。2014/08/23
けろっぷ
3
発達障害の子育てで、いつも影が薄いのがお父さん。そんなお父さんの目線からの見え方が新鮮に伝わりました。3人の子どもたちの特性をちゃんと理解して、いいところを見つけて、丁寧に関わっているなあと感じました。 そこに至るまでの長い道のりもよく分かる。長男くんのいじめのくだりは泣いてしまった。いろんな人に読んでほしい本。2013/08/01
ミオ
2
五人家族中四人が発達障害の診断を受けている一家の生活が、父親目線で書かれている。父親目線の本だというのが貴重(じゃなくなるといいなーと思うんだけど)。だからなのか、障害受容や情報収集の難しさについてかなり納得のいく描写が多かった。2013/05/15
Akemi Hoshino
2
読みやすくて、手に取りやすい本でした。・・が、お父さんの悩みや障害受容、これまでの家族の歴史について書かれていて、濃い内容でした。笹森さんご夫婦は3人のお子さんを抱えながら、仕事・資格・勉強・講演と色々なことにチャレンジされており、すごい~けど、倒れないか心配・・。でも、それがやりがいなんでしょうね。2012/11/04
寺島ヒロ
1
へんちゃんこと、笹森理絵さんの夫、笹森史郎さんの著書。家族5人のうち4人までが何らかの発達障害を持っている笹森家の道のりを、お父さん目線で振り返る。2015/03/27
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- ヤクザと家族 角川文庫