出版社内容情報
子ども虐待は脳に障害を起こし、ケアは困難であった。本書は最前線での新たなケアの取り組み、特別な治療手技などを紹介する。
子ども虐待は脳の器質的機能的障害を引き起こし、そのケアは通常の心理治療では困難なことが知られてきた。本書は子ども虐待の病態、新たなケアの取り組み、治療のための枠組みと特別な治療手技などを紹介する。執筆陣はいずれも臨床経験豊かな実務家である。
【著者紹介】
浜松医科大学児童青年期精神医学講座特任教授で児童精神科医。日本におけるアスペルガー症候群や虐待児臨床の権威の一人。近年は虐待した親のトレーニングや解離性同一性障害の子どもへの新療法にも取り組んでいる。
内容説明
子ども虐待は脳の器質的機能的障害を引き起こし、そのケアは通常の心理治療では困難なことが知られてきた。本書は子ども虐待の病態、新たなケアの取り組み、治療のための枠組みと特別な治療手技などを紹介する。執筆陣はいずれも臨床経験豊かな実務家である。
目次
子ども虐待への新たなケアとは
子ども虐待とアタッチメント障害
脳科学と子ども虐待―脳画像から見えるもの
子ども虐待と児童養護施設におけるケア
発達障害のある子ども虐待症例へのペアレント・トレーニング
トラウマフォーカスト認知行動療法とその応用
解離性同一性障害への自我状態療法
子ども虐待の経済学
児童自立支援施設における子ども虐待へのケア
アタッチメント障害と里親養育(その1):要保護児童への対応におけるアタッチメントの問題の重要性と課題
アタッチメント障害と里親養育(その2):社会的養護における里親養育の意義と実際
著者等紹介
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
浜松医科大学児童青年期精神医学講座特任教授。1976年久留米大学医学部卒、同小児科学教室入局。1978年名古屋大学医学部精神医学教室入局。1980年静岡県立病院養心荘、1983年愛知県精神障害者コロニー中央病院精神科医長を経て、1986~1987年米国UCLA精神神経医学研究所留学、自閉症の研究に従事する傍ら、ユング派のシュピーゲルマン博士の教育分析を受ける。1989年名古屋大学医学部精神科助手、1995年静岡大学教育学部教授、2001年あいち小児保健医療総合センター保健センター長兼心療科部長を経て、2010年10月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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