歴史群像新書<br> 太平洋の覇者

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歴史群像新書
太平洋の覇者

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054052840
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

1944年、米大統領ウィルキーは、ハワイ王国駐留大日本帝国艦隊に対する奇襲攻撃を決断!太平洋の覇権をめぐる日米の死闘!

彗星の直撃により内乱状態に陥ったアメリカは、1927年に「アメリカ合衆国」と「南部テキサス連合」に分裂!1944年、アメリカ合衆国大統領ウィルキーは、テキサスと同盟関係にある日本を叩くべくハワイ王国駐留大日本帝国艦隊に対する奇襲攻撃を決断!

内容説明

一九〇八年、ニューヨークを襲った巨大隕石の直撃によって、アメリカは正副大統領を失い、未曾有の混沌に突きおとされた。ついには壮絶な内乱状態に陥り、大国アメリカは、「アメリカ合衆国」と「南部テキサス連合」に分裂するに至った!ソ連にアラスカを奪われるなど内乱に乗じた列強の介入もあり、国際的に衰微しつつある国力―。事態を憂慮した時のアメリカ合衆国大統領ウィルキーは、南部テキサス連合と同盟関係を結びその豊富な石油資源をもって勃興する東洋の覇権国、そして「未来の巨大な敵」たる大日本帝国への宣戦を決断する―。

著者等紹介

三木原慧一[ミキハラケイイチ]
1967年生まれ。アニメンタリー『決断』、『装甲騎兵ボトムズ』、横山光輝『三国志』などで著名な脚本家・鳥海尽三氏に師事したのち、『超弩級空母大和』(共著・全8巻・学研歴史群像新書)で作家活動を開始。経済、軍事情報を盛りこんだドラマ性の高い戦記を得意とし、東京近郊にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

杞人

5
最初は邪推かと思ったが、本書はどう読んでも三木原版「パシフィック・ストーム」。これは故意犯だよね。反応兵器登場による大国同士の戦争の黄昏に、駆け込みで自国有利の状況を確定させようという開戦動機は面白い。そして、冒頭の「1908年、南部諸州は『南部テキサス連合』を名乗り、連邦政府に独立戦争を挑んできた」としか読めない文章に吹くw2012/04/11

Meistersinger

4
米国の国力が低下した原因の設定は凄いなw 三木谷作品でよくある「凄い高級将校」が物語を動かすわけで、本当はもっと長い方がキャラクターの個性も出るけれども、一巻ものなんでアッサリしている。米国の開戦理由は、最近のイスラエルがイランに抱く"zone of immunity"への焦りで、予防戦争は高くつく典型例になっている。真珠湾での帝国海軍の被害は、特に人材の面で容認できないレベルではないかという気も。レシプロ・ジェット併設の戦闘機は外見が少しマヌケ。上田信のイラストは垢抜けないが、そこが個性。2012/04/02

ふくべい

2
三木原ワールド炸裂です。佐藤大輔がドスランプに陥って以来、歴史改変架空戦記で満足の行く世界観を描けるのは彼だけです。ただ、通算4シリーズであるにも関わらず、早くもデジャ‐ビュを感じるあたりが作者の限界か。…と言いつつ過去の作品を読み直しているところは私の記憶力の限界か。2012/05/26

YS-56

2
作戦名はきっとパシフィック・ストーム。世界の説明だけで終わっちゃったような気もしますが、真珠湾攻防は熱い展開でした。2012/03/31

ねんこさん

1
佐藤大輔が鼻に付く自分にとって、佐藤節を色々な意味でパロディにしたような三木原節はわりと好きだったりするんだけどこの作品はなんというか、いつものルサンチマンと諧謔に満ちたドロドロした三木原感が足りないと感じた。源田さんの扱いが三木原作品らしくないのは驚きではある。2014/05/10

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