学研新書<br> 信長と家康―清須同盟の実体

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学研新書
信長と家康―清須同盟の実体

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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054052130
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

信長と家康、二人は同盟した。関係は信長が死ぬまで続く。戦国時代の主軸となった清須同盟の真の実体に迫る!

信長と家康、二人は同盟した。信長は天下統一を目指し、家康はそれに協力する。関係は信長が死ぬまで続く。はたしてその同盟関係は一様なもの不変的なものだったのか? 戦国時代の基軸となった清須同盟の真の実体に迫る!

【著者紹介】
1943年北海道室蘭市生まれ。戦国史研究家。岐阜市信長資料集編集委員会委員。主な著書『信長・秀吉と家臣たち』『織田信長家臣人名辞典』『信長の天下布武への道』『検証本能寺の変』『信長の親衛隊』など多数。

内容説明

信義なき戦国時代であっても数多くの同盟が結ばれている。そして、ほとんどが数年後に破棄されているのだ。事情が変われば信義などない。それが戦国の常識だった。ところがその常識がくつがえる現象が一つだけある。信長と家康との間に結ばれた「清須同盟」である。なぜにこのような奇跡とも呼べる現象は起こったのか。いったいこの二人の間にはなにがあったというのか。信長と家康―真の清須同盟の実体に迫る。

目次

第1部 信長と家康の接触と交流―同盟の成立(信長と家康の出会い;桶狭間の戦い;同盟の成立)
第2部 信長の統一戦の進行と家康の協力―同盟の展開(信長西へ、家康東へ;武田信玄との戦い;長篠の戦い)
第3部 「天下人」信長と家康の従属化―同盟の変質(信康事件;家康の織田家臣化;本能寺の変;ポスト信長の世界)

著者等紹介

谷口克広[タニグチカツヒロ]
1943年北海道室蘭市生まれ。戦国史研究家。岐阜市信長資料集編集委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

niwanoagata

15
少し古いが面白かった 特に良かったのは、家康や信長の若い頃(上洛以前)がクローズアップされていた。 上記とは違うが、信玄西上が勉強になった。一般的には上洛するために西上したと言われているが、遠三の確保が目的という説や信長と決戦するためという説も 確かに筆者の主張のようにたかが2万程度の軍で上洛できるわけが無いし、信長の動員人数が遥かに多いことくらい信玄に予想できただろう。すると信長と戦う気は無かったかとなるが、尾張まで行けば戦うことになるだろう。私の考えは威力偵察か病魔に侵された信玄の最後の仕事的な感じか2020/04/16

蜻蛉切

12
久々の谷口さん本。 「清須同盟の実態」と銘打たれていて、信長と家康の関係を概論的に述べつつ、各論(信康切腹事件とか諸々)にも少し踏み込んだ内容。 それにしても、史料の位置づけとか評価って難しいモンだと改めて思う。 どれだけ「正確に」と意識したとしても、伝聞だったり、記録者の意識や時代の趨勢みたいないろいろな事柄が絡み合う。 それをはるか後世の人間が評価するのだから、慎重の上にも慎重さが必要だ。 谷口さんの安定の慎重さと語り口が心地よい一冊だった。 やっぱりこの人好きだなぁ。(笑)2018/02/26

にゃんにゃんこ

9
清洲同盟の分析よりも、織田信長と徳川家康の歴史の話が多かった。清洲同盟については余り詳しい解説がなく、少し物足りなさをかんじた。2023/04/02

メグミ

2
群雄割拠する戦国時代、なぜ信長と家康が21年にもわたる長期同盟を続けることが出来たのか。俗説として、信長のカリスマ性や無理難題を受け入れた家康の忍耐力が理由にあげられることが多く、吉法師と織田人質時代の竹千代に何らかの交流があったとする、スタンド使いは惹かれあう的な創作物もあったりする。そこら辺を探るために出生時から本能寺の変まで、それぞれの業績をコンパクトにまとめてある。読みやすい。だが最後に述べられる結論が、長期同盟はお互いに利害が一致したからとのことでズコーってなった。普通だなオイ!2014/12/29

maito/まいと

2
信長とその家臣たちの研究本を数多く手がけている谷口さんの「信長と家康」研究本。信長・家康生誕前からの織田家・徳川(松平)家の歴史を尾張・三河・駿河周辺の情勢や、水野家といった(あまり取り上げられない)周辺大名の推移を含めて、かなり絶妙なボリュームで解説されており、これ一冊で信長と家康の半生を網羅できてしまうほど充実している。が、サブタイトルの「清洲同盟の実体」については、明確な答えが書かれていなかったのはいただけない。 2013/03/25

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