もえぎDX
鏡花繚乱―鏡花あやかし秘帖

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784054050815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0979

出版社内容情報

時は明治、ほの暗い時代の不思議な話を、作家・泉鏡花が読み解くあやかし奇談最新刊!今市子コミック60P収録!

黒い箱馬車を走らせる、首なし馭者を見たものは……死ぬ。世紀末の帝都・東京の不可思議な噂を、天才作家・泉鏡花が読み解く人気シリーズ最新刊!今市子描き下ろしコミック「霧の一丁倫敦」ほか、ネット限定公開作「人魚の真珠」、最新書き下ろし小説を収録!

内容説明

霧の一丁倫敦に、黒い箱馬車が走る―首なし馭者が操る、死の馬車が。時は明治、世紀末。香月真澄の勤める雑誌「幻想倶楽部」編集部がある一丁倫敦界隈では、不吉な噂が流れていた。首なし馭者が乗った黒い箱馬車、それを見たものは死ぬ、と。そんなある夜、香月は帰宅の道すがら、首を取られた若者と走り去る黒い馬車を見てしまい…!?(『霧の一丁倫敦』)。真珠の養殖で財を成した青年実業家・梶浦から、現場見学に招待された香月と鏡花。養殖技術の開発者・上之園を紹介されるが、香月は彼が梶浦につきまとう雑誌記者に「呪われろ」とつぶやくのを耳にしてしまう。やがて梶浦の周辺でつぎつぎと起こる不審死。そんな折、梶浦の地元に伝わる、人魚の伝承を知って…(『人魚の真珠』)。鏡花のもとに届けられた、血のように赤い珊瑚の帯留め。海辺に流れ着いたものだというが、鏡花はそれがなにかを囁いているのを感じる。そのころ香月は、美術学校の作品展を訪れ、ある絵画に心惹かれていた…(『血潮珊瑚』)。橘みれい&今市子が描く人気幻想奇談シリーズ、最新作。

著者等紹介

橘みれい[タチバナミレイ]
大阪府出身。作家

今市子[イマイチコ]
富山県出身。イラストレーター、漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yourin♪

7
首なし馭者、養殖真珠、血潮珊瑚の帯留めの話。 どれも面白かった。 香月くんの恋心が成就することはないかもしれないけど、最後の挿絵のように、尊敬する憧れの大好きな人と縁側に並んで座って麦酒をいただくことができるだけで幸せなんじゃないかなぁ~って思った。 毎度毎度はぐらかされてもねww2013/03/18

ムック

6
年に一度のお楽しみ♪今さんのコミックスがいつもより読みやすく面白かった、香月くん可愛いな~。小説部分も不思議な出来事にドキドキしたり至るところに萌えたりでとても楽しめた。事件を通して鏡花への想いを自覚していく香月くん、来年が待ちきれない~(>_<)2011/09/23

椿櫂

3
美しく耽美なBLでした!今市子さんのイラストと橘みれいさんの小説のコンビはたまりません。妖艶な小説でした!2018/02/08

ネムコ

2
このシリーズはずっと読んできましたが、コミックとの特装版は初めて。当たり前のようですが今市子さんの絵がイメージぴったり☆香月さんがコミック版では可愛いだけですが、小説では鏡花への慕情がはっきりと、更に自覚的になってきていて、ちょっとドキドキです(笑)。オマケ:卯辰の寝姿が超ラブリー♪2011/10/01

雪下睦月

1
鏡花先生いったいお幾つ?大変うつくしゅうございます。2016/06/09

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