出版社内容情報
李白と杜甫が詩に詠み込んだテーマを、中国の原風景に求め一枚の写真に詩情を託して撮り下ろした出版界初の写真詩集。
中国写真家であり、中国研究家でもある著者が30年にわたって撮り下ろした出版界初の写真詩集。豪快で酒を愛した李白と苦難の生涯のうちに杜甫がそれぞれの詩に詠み込んだテーマを、中国の原風景に求め一枚の写真に詩情を託す。
内容説明
代表作品七十四首と李白・杜甫が詠った唐詩の原風景を詩情豊に再現した「写真漢詩」。作品解説・小伝・撮影ノート・史跡ガイド・年譜。
目次
第1部 奔放の詩人 李白(歴遊開始;長安追放;詩酒三昧;放浪終止)
第2部 憂愁の詩人 杜甫(憤りの始まり;つかの間のやすらぎ;漂泊の旅路)
著者等紹介
山口直樹[ヤマグチナオキ]
広島市出身。桜美林大学中国語中国文学科卒業。南京暁庄学院名誉教授。中国歴史文学研究家、写真作家。1980年から単独で中国全土の史跡・詩跡の撮影取材を開始し、作品点数は5万点を超える。漢詩をテーマとする情景写真を得意とするが、遣唐使、三国志など歴史に取材した作品も多い。2008年、要請を受け国立南京博物院で江南を詠んだ漢詩情景の写真展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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