内容説明
元服し、武田の総大将となった信勝は、越後に遠征し、北条の援軍を受けた上杉景虎に攻められる上杉景勝を救い、急ぎ帰還して、信勝不在の甲斐を狙って出陣した北条氏政軍を上野原で撃ち破る。北の上杉、東の北条を味方とし、背後の脅威を取り除いた新生武田軍は、標的を南の家康に絞った。一方、長篠の戦いで武田軍に大勝し、勢いに乗る徳川軍は、遠江の武田方の高天神城を包囲し、武田領の駿河を虎視耽々と狙っていた。風林火山の旗の下に集い、信玄の遺志を継いだ若き英傑たちの活躍を描く、シリーズ第二弾。本格戦国シミュレーション。
著者等紹介
河丸裕次郎[カワマルユウジロウ]
1969年、兵庫県生まれ。『御坊丸と弥九郎』で第12回歴史群像大賞奨励賞を受賞。『新織田戦記』シリーズ(歴史群像新書)にて作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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