内容説明
1945年初頭、前年の侵攻が小手調べであったかのように、ソ連軍は本格的な満州侵攻を開始した。地震の復興作業を終えた「おおすみ」は、新たにタイムスリップしてきた空自機T‐4を乗せ、再び満州に渡る。一方、ヨーロッパでも新たな火種が生まれる。ソ連が対独戦へ踏み切ったのだ。独立を果たしたインドも、ソ連重爆の急襲を受けていた。急激なソ連の領土拡大欲は、いったい何を意味するのか?日独印同盟に従って、自衛隊を含むヨーロッパ遠征軍の派遣を決定する日本帝国。各地に広がる対ソ戦線は、やがて第三次世界大戦を誘発することとなる―。
著者等紹介
富永浩史[トミナガヒロシ]
1967年、埼玉県生まれ。1994年、『死天使は冬至に踊る』が富士見ファンタジア長編小説大賞の佳作に入選し、作家デビュー。その後、ヤングアダルト小説を中心に、精力的な執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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