出版社内容情報
Ｕボートの元乗組員約１０００人に詳細な取材を実施、その実像に肉薄。従来のＵボート関連戦史と一線を画す一冊！
狼たちが実体験を語る！ 第二次大戦中のドイツ海軍「Ｕボート」部隊とは、実際どのような組織であったのか？ Ｕボートの元乗組員約１０００人に詳細な取材を実施、その実像に肉薄。従来のＵボート関連戦史と一線を画す、資料性と臨場感に富む一冊。
内容説明
総数約５万人、損耗率７０％…海に消えたエリートたち、Ｕボート乗組員の生と死の記録。公的資料の調査のほか、１０００人以上の生還者による貴重な肉声を収録。共通の任務、共通の運命を絆とした共同体―Ｕボート乗組員の過酷な任務を、全１２章と付録、詳細な原注、図表を駆使して再浮上させた労作。
目次
運命共同体
第一世代
Ｕボート戦の枠組み
Ｕボート戦のパターン一九三九～一九四五年
精神と魂
適材適所
量より質
「子供十字軍」？
「至高の存在」
人間性と必要性の狭間
公平無私の部隊
終局
著者等紹介
マリガン，ティモシー・Ｐ．［マリガン，ティモシーＰ．］［Ｍｕｌｌｉｇａｎ，Ｔｉｍｏｔｈｙ Ｐ．］
米国立公文書館（メリーランド州カレッジパーク所在）の歴史家。押収されたドイツの記録文書を専門的に分析。メリーランド大学で文学士と外交史博士の学位を取得。妻ボニーとメリーランド州ランハムに在住
並木均［ナミキヒトシ］
１９６３年新潟県上越市生まれ。中央大学法学部卒。現国家公務員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャゲシン
1
ドイツ第三帝国のUボート部隊の、まさに全貌。なりたちから編成、戦略の変遷。それに携わった人々。士官、下士官兵の選抜、訓練、彼らの出身など多岐にわたって調査。志願者で構成されたと言われていたがその実態。高い損耗率から搭乗員が若年齢化し子供十字軍と揶揄されたことの反証など。これを読んだらUボート映画が倍楽しめる、、、か、かえって白けるか、いやしかし、ひとつの部隊をこれだけ調べあげてまとめるとは凄いと思いますわ2021/05/09
Koichi Mori
0
Uボート部隊員へのアンケートや様々なデータを基にUボート部隊の内情を明らかにしようとした本。戦記物と思って買うと後悔する。2012/06/08
Ted
0
’11年7月刊。○2024/02/07
