内容説明
断片的な“情報”だけではなかなか“知識”になりにくい。本書では、銃の分類から弾薬、銃の本体・各部、メカニズムまでを歴史的視点から体系的に理解できるよう構成。読みやすい文章と豊富なイラスト・写真で、銃の「本モノの知識」が身につく。
目次
第1章 銃の起源(銃の起源1 「銃以前」の武器;銃の起源2 銃の原型)
第2章 発達史から理解する銃の分類と種類(銃の分類法;先込め式(前装式)の全体像 ほか)
第3章 弾丸と弾薬(先込め式時代の“タマ”;自己完結弾薬誕生までの試行錯誤 ほか)
第4章 銃の本体・各部と周辺機器(銃の素材;銃の加工 ほか)
第5章 銃のメカニズム(ハンドガンのアクション シングル・アクションとダブル・アクション;ライフルのアクション1 レバー・アクション ほか)
著者等紹介
小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年、東京生まれ。明治大学文学部英米文学科卒。翻訳家、エッセイスト。アメリカのカウンター・カルチャー、ロック、ミステリー、犯罪ノンフィクションなど、幅広いジャンルで翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ume-2
6
歴史群像シリーズですから、非常に真面目な創り。アニメや漫画、小説の登場人物は一切出てきません。工業製品としての銃の機構、火薬の性能とその発展を科学的に時代を追って語る学校教科書様な本。「全米ライフル協会(NRA)監修」の「NRA FIREARMS FACT BOOK」(著者邦訳)がその基礎になっていると思われます。ライフルから散弾銃、拳銃、機関銃まで、メンテナンス目的を超える分解時の基本的な機構が解説されています。特に「ハンマーブロック」や「コック・アンド・ロック」の章の図解を含めた解説は他に類を見ない。2015/11/29
Sleipnirie
3
燃焼時発生するガス圧で弾を発射する『銃』という武器についての基本知識を書いている入門書。 簡潔にまとまってると思う。 発射の仕組みや変遷はとても興味深い。2015/08/08
asanosatonoko
2
わからないところもあるものの、全くの初心者でも読める内容。銃の歴史から大まかな仕組みまでざっと解説してある。ミリタリーコーナーで白い目で見られながら吟味して選んだだけあって銃器について最初に読む一冊目としてはちゃんとしたものを選べたようで満足。淡々と銃について説明をしていく本なのだが文章からそこはかとなく著者の銃に対する情熱が感じられる本でもあった。2015/01/12
たこいも
1
銃の起源、種類、弾丸、周辺機器、メカニズムが解説されている。フルカラーで左ページに説明、右ページには図解を載せてあるので分かりやすい。2016/04/06
ウハタ
0
バナナ型弾倉の形の理由が解りました。そろそろ手入れの仕方を知りたい。2017/02/05